感情がころころ変わってしまう


私は新しいものが大好きです。新しい出会い、新しい物、新しいチャレンジ。それらにたくさん挑戦したいと思ってあれこれとやりましたが、やりたいと思うほど努力もできなくて、結局得るものがなかったと思うことがありました。やりたいと思うわりには、そこまで執着もしていないし、行動に至るまでの熱い心もありませんでした。心があれこれと変わって、ただの好奇心のかたまりだったように感じています。そして疲れてしまうのです。

私が出した一つの答えは「単純」だからです。人の心、感情というのは、一日に何回も変わります。その場の状況に応じて、「見るもの」「聞くもの」など、五感で感じた情報に対して様々に反応します。見るもの聞くものに単純に反応し、それに向かって何も考えずに取り掛かるから、長く続かない自分に気が付きました。

もっと真剣に考え、何をやりたいのか、どうしてそれをやりたいのか、それをやるに当たってなぜそれを行うことを選んだのか、動機と目的を考えました。整理できてきた時に気が付いたことは「意志」が大切だということです。「感情・思い・心」と「意志」とは、似ていますが、異なる次元にあると私は思っています。感情は単純なのであれこれと状況によってかわります。しかし、意志とは、環境や状況によって単純に変わることは少ないです。

瞬間の感情だけで動きだすのではなく、それが自分の意志、核心となるならば、長く続けるきっかけになると思います。自分を見つめなおす時間は本当に大切ですね。

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