パキシルの離脱症状
私は、27年間摂食障害で苦しんでいます。
ある時期、パキシルを投与されていました。
パキシルの効用詳細は置いておくとして、「あー、どうでもいい!」という気持ちになれるということでした。
私は重度の排出型拒食症で、毎日過食嘔吐を強迫的に繰り返していました。
「過食してはいけない」と思うと、あまのじゃくのように過食してしまい「太ってはいけない」と嘔吐してしまう日々。
パキシルが効いているのか、良く分かりませんでした。
パキシルについてよく調べると、自殺願望が強くなる、薬価だ高い、禁断症状がひどいなど、怖い記事が色々あり、効いているのか分からない薬なら止めたい、と思うようになりました。
その頃、鬱が高じ通院も辛くなって手元のパキシルも無くなってしまいました。
どうせ止めたい薬なんだから、断薬してみよう。
今まで、投与された薬を自分から止めてみても、別に著しい離脱症状がなかった私はパキシルを甘く見ていたのです。
翌日からひどい離脱症状が始まりました。
ひとい動悸と手足の震戦。駅の階段を降りるのもやっとです。
物音が大きく聞こえ、何もかもが今までよりはっきりと見えるのに、頭が全く回らないので仕事になりません。
何しろ手の震戦が酷すぎて、パソコンさえ打てないのです。
更に頻繁に体が強張り、ビクッビクッと震えました。
上司も怪訝な目で私を見ます。
1週間位症状が続き、私はやっと病院に行きました。
勝手に断薬する恐ろしさがやっと分かったのです。
薬は医師と相談しながら正しく服用せねばならない、ということを実感した体験でした。