冬になり、憂鬱になりませんか?


春になるとめきめきやる気が出てきて、暑く一生懸命な夏を過ごし・・・・。
秋になって虫が鳴くころ、ふと寂しく感じる・・・。
気温が下がって、日照時間も少なくなる・・・。

気分が下がるヒト、いませんか?

冬はスキーだ!クリスマスだ!新年だ!と、盛り上がるヒトもいるかもしれないけど・・・。

私は、9月の終わり、秋がやってくる頃からだんだん気持ちが低下してきます。
虫の音を聴いて涙流したり・・・。

朝が早いので、起きても真っ暗。
夏は4時頃からお日様と付き合っていけたのに・・。
そして、やたら眠くなる。
ヒトとも会いたくない。
ただ、家にこもって、ぬくぬくの布団にくるまり、温かくなるまで寝て過ごしたい・・・。
冬眠ですね・・・^-^;

これは、季節性情緒障害、という症状です。
やはり、日照時間が短くなるのが原因とされています。
私も、朝4時頃起きたら、電気を煌々と付けて、外が明るくなるまで過ごしてるんですが・・・。
やっぱり、布団の暖かさや惰眠の気持ちよさに引っ張られてしまいます。

秋・冬はメランコリー・・・って程度の方はやり切れると思いますが、何処にも行きたくない、何もしたくない・・・・。と思ってしまい、実際、枕とお友達になってしまっている方は・・・。

一回、心療内科を受診することをお勧めします。
「別に~、それほど深刻とも思わないしぃ~」って思う方は、朝起きた時、夏の光と同じような灯りを浴びて(蛍光灯で充分です)、日照の調節をしましょう。
それだけで、随分違います。

クリスマス、お正月、スキー、スノボ、そして寒さが緩む初春・・・・。
梅の美しい季節。
この季節を、鬱で起きれない、誰とも会いたくない・・・、って過ごしてしまうのは勿体ない!

少しでも、情緒に異常を感じたら、お医者さんに相談しましょうね^^

体と心の連動


くよくよしている貴方、悩み多き貴方!
ちょっとショーウィンドウに自分の姿を映してください。
背中は猫背、下っ腹が出ていませんか?
また、重心が思い切り後ろ(踵)に乗っていませんか?

「だって、悩みだらけでこんな姿勢になっちゃうんだもの・・・」
そういう時は、逆の発想をしてみてください。
心が落ち込んでいるから体がうつむいてしまっているなら、姿勢を正すことにより、心にも余裕が出てきます。

 まず、お臍から指3本くらいの所に手を当てて見てください。
前に出っ張り、何となく気持ち悪くはありませんか?
お尻の穴から空気が抜け出てしまっている感じ。

この場所は、体の重心を左右する「丹田」というツボです。
丹田に手をやりながら、しっかり重心をとらえている、と感じるところまで骨盤を立てて下さい。
骨盤が後ろに下がり過ぎていても、前に傾き過ぎていても、何となくお尻の力が抜けて気持ち悪い、と感じます。

丹田がずっしり体を支えている状態を確認したら、思い切り体を伸ばして下さい。
お腹と背中が伸びていますね。
しかし、肩も上がっています。

そこで、肩の力を抜きながら肩甲骨を下に下げます。
丹田に重心を置いたままです。
その時、体全体が下がってしまうと、またクヨクヨ姿勢に戻ってしまいます。

あくまでも、丹田に重心を置いている、という意識を忘れずに。
難しいようですが、単に

①丹田を意識して、骨盤を立てる
②思い切り伸びをする
③腕だけ脱力する

という3つの意識だけです。

それでも俯き加減だな、と感じたら、みぞおちに手を置き、上に立ててあげます。
その時、丹田に力が無いと骨盤が後ろに行ってしまうので、丹田は常に意識してください。

どうですか?しゃんとした姿勢になるはず。
今まで下を向いていた体が前向きになります。
これだけで、物事を前向きに考えることができるようになります。

「もうダメ!」「怖い!」という時、いつの間にか体の筋肉全体が強張っています。
呼吸も浅く、深呼吸ができません。
そういう時、息を吸いながら両手をギュッと握りしめてください。
親指を中に入れると、より力が出ます。
筋肉がより緊張している、と感じますね。
3つ数えて、拳の力を抜き、息を吐いて脱力します。
そうすると、強張っていた筋肉が緩み、気持ちが楽になります。
余り何回もやると疲れるので、2~3回がベストです。
心にもやもやすることがあると、自然と呼吸も浅くなり勝ちです。

呼吸を深くするために、胸を開く練習をします。
寝る前、布団やベッドの上でカンタンに行えます。

①仰向けに寝て、両足は骨幅くらいに開きます
②両腕を横に伸ばしてから、肘を90度(神経質にならず、自分で90度くらいかな~と思う所で)に曲げ、両手を拳にし、ぎゅっと握ります
(親指を中に入れる方が力が出ます)
③背中をぐーつとそらし、両腕の肩甲骨を引き寄せる感じをイメージして下さい。その時、思い切り息を吸います。
④足首もそらし、踵を浮かせます。肘とお尻だけで上体を支えているイメージで。
⑤息を吸い切った、と感じたら上体を戻しながら、一気に息を吐いて脱力してください。胸が開くようになり、深呼吸が楽にできるようになります。

この動作も、1~2回で充分です。
息を吐き切ったら、そのまま寝ちゃって下さい。
体から緊張が抜け、すー、と眠りにつくこともできます。

しょぼん、としている時は、無理やりでも良いので笑顔を作ってみてください。
悲壮感が消えてしまうのが分かるでしょう。
笑顔を作りながら悩むのは、難しいものです。
どうしても笑顔を作れない場合は、両指で口角をぐっと上げるだけでも効果があります。

このように、心と体は連動しています。
心がへこんでしまった時、体からアプローチを掛けて心を立て直すという方法があることを思い出し、実行してみて下さいね。
ワイパックスを1錠飲むよりも効果がありますよ^^。

パキシルの離脱症状


私は、27年間摂食障害で苦しんでいます。

ある時期、パキシルを投与されていました。
パキシルの効用詳細は置いておくとして、「あー、どうでもいい!」という気持ちになれるということでした。

私は重度の排出型拒食症で、毎日過食嘔吐を強迫的に繰り返していました。
「過食してはいけない」と思うと、あまのじゃくのように過食してしまい「太ってはいけない」と嘔吐してしまう日々。

パキシルが効いているのか、良く分かりませんでした。
パキシルについてよく調べると、自殺願望が強くなる、薬価だ高い、禁断症状がひどいなど、怖い記事が色々あり、効いているのか分からない薬なら止めたい、と思うようになりました。

その頃、鬱が高じ通院も辛くなって手元のパキシルも無くなってしまいました。
どうせ止めたい薬なんだから、断薬してみよう。
今まで、投与された薬を自分から止めてみても、別に著しい離脱症状がなかった私はパキシルを甘く見ていたのです。

翌日からひどい離脱症状が始まりました。
ひとい動悸と手足の震戦。駅の階段を降りるのもやっとです。

物音が大きく聞こえ、何もかもが今までよりはっきりと見えるのに、頭が全く回らないので仕事になりません。
何しろ手の震戦が酷すぎて、パソコンさえ打てないのです。
更に頻繁に体が強張り、ビクッビクッと震えました。
上司も怪訝な目で私を見ます。

1週間位症状が続き、私はやっと病院に行きました。
勝手に断薬する恐ろしさがやっと分かったのです。
薬は医師と相談しながら正しく服用せねばならない、ということを実感した体験でした。