なかなか完治しない理由


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスは、完治する病気ではないといわれています。なぜならば薬を飲んでいるからと言って治る病気ではないからです。うつ病などでは初めきつい薬を飲み徐々に減らしていくという方法をとられています。薬がない状態に少しずつ体を慣れさせるようにしないと一気に薬をやめてしまうと症状がまた再発してしまうからです。うつ病などの原因はウイルスなどではなくストレスという形のないものです。これを薬で除去することはできないですよね。

また、うつ病の原因は仕事などのストレスが多いです。薬を減らしつつ、仕事にもならしつつというとなかなか一筋縄ではいきません。仕事の環境が前と変わっていなければすぐに再発してしまいますし、周りの理解がなければそれがストレスになってしまうこともあります。またうつ病になった時に休職ができるところもなかなかまだ少ないのが現状で、仕事を辞めてしまっている人も多いです。そうなると、なかなか社会復帰できずそれがストレスの原因となりまたうつ病を再発してしまうことにもなりかねません。

少しずつうつ病などの理解もひろまり会社などでも取り組みがすすめられていますが、病気を発症させないことと、発症した後の復帰サポートの両面からの取り組みが必要になってきますね。

さぼっているのではなくできない


たとえばうつ病などのメンタルヘルスになると今までにできていた仕事などが急にできなくなってしまうことがあります。今までは段取りよくきちんとできていたのに、急にいつものペースで仕事ができない。集中力が途中で途切れてしまい仕事がはかどらないなどの症状が出ることがあります。これが周りの人にも本人にもわかりづらいことなのですが、一見サボっているように見えてしまうということが問題なのです。

実は病気が原因で集中力や判断力が鈍くなっていたりするのですが、周りから見れば最近あの人はさぼるようになってきた。今までできていた仕事ができないとかはあり得ないと悪い評価を受けることになってしまいます。誰も病気とは気づかないため、本人もサボってばかりいてはだめだ、もっと頑張らないとと自分を追い詰めてしまう原因にもなります。

追い詰められると余計にうつ病などのメンタルヘルスは悪化することになってしまいます。ストレスがさらにたまることになり、ついには会社に行けなくなるという事態にもなりかねません。そうなる前にいつもとちょっと違うなと思えば悪いほうに考えるのではなくもしかしたら何か病気かも?と疑ってみるのもいいかもしれません。

誤解が多いうつ病


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスですが、病気の症状などをきちんと理解している人はなかなか少ないのが現状といえるでしょう。とくにうつ病などは発症するひとが多くなってきている病気となってきていて、名前自体は有名になってきていますが、きちんと症状等を説明できるかといわれると答えられない人が大半だと思います。

うつ病で特に誤解をされやすいのは、仮病を使っているのではないかということです。怠けていると思う人も多いでしょう。それは熱が出るわけでもありませんし、検査で異常がでることもないというのが一番大きな原因ともいえます。異常が出ないので、相手のしんどさなどを周りの人がぱっと判断できる材料がないわけです。ですので、怠けているだけじゃないかとか、仮病をつかっているんじゃないかという誤解をされやすいんですね。

また本人も自覚症状があるのにもかかわらず、検査や発熱などの目に見えてわかりやすい異常が出ないために、自分は怠けているのではないかとさらに追い詰めてしまう場合があるようです。ですのでうつ病は特に周りのサポートや理解が重要となってきますので、きちんと理解して誤解をしないようにしていきたいものですよね。

短期での仕事の裏には


公的機関などでの短期の仕事の募集の裏には、メンタルヘルスでの休職というのが多くあるようです。メンタルヘルスの休職で医師から診断が出た休職期間プラス、復帰のための慣らし勤務期間などに短気でアルバイトを募集する場合もあるようです。こういったアルバイトは時給が良いことも多く、主婦などで、ちょっとの間だけお小遣いを稼ぎたいというひとには重宝されているみたいですね。アルバイトを頼む側も仕事をしてない主婦の場合期間の延長も比較的に簡単にできることから、採用しやすいのかもしれませんね。

しかしなぜ公的機関に多いのかお判りでしょうか。普通の企業だとたいてい、メンタルヘルスになると辞めざるおえないところが多いからです。公的機関や労働組合がしっかりしているところではそんなことはありません、きちんと復帰のプログラムなどができているところもおおいです。そのため、いないあいだの代わりの人を短期で雇おうということになるわけですね。

また普通の企業だと、戻ってくるまでのあいだ、短期で雇うことすらも経費を気にしてできていないところもあるようです。そういったところでは長時間労働などが常態化し、ますます体調を崩す人があらわれるみたいですね。

うつ病で休職


今うつ病で休職を余儀なくされる人がとても多くなっているようです。それだけうつ病は身近な病気になってきているんですね。原因としては、不況になって経費削減などで、一番にめにつけられるのが、人件費だからです。細かな文房具などの経費を削っても全然減らないですよね、それよりは人件費を削るのが一番早い、ということで誰かが退職したときに新しい人を入れないという選択をするところはとても増えているようです。

そうすると人が減って人件費は減りますが、売り上げはキープするか上げないと利益がのこらないということで、仕事量はいままでどおりか増える場合がとても多くなります。そのため、一人当たりにかかってくる仕事量が増えてしまうわけです。そして長時間労働、サービス残業などがおこってしまうわけですね。あまりにも仕事の負担が多い場合には長期間休日なしで働かないといけない場合もあるようです。

そういったことでうつ病になってしまう人が多いようです。そして休職してしまって、その欠員分をまた補充なしで埋めようとするとまた別の人に負担がかかり、その人が休んだり、辞めたりしてしまうという悪循環に陥っている会社も多くあるようです。無理をしないようにしたいものですね。

冬季うつ


季節の変化によりでてくるメンタルヘルスとして冬季うつがあります。冬季うつはその名の通り冬の間だけ症状がでるうつ病です。うつ病と異なるところは、季節が変わると症状が治まること、摂食障害ではなく過食、不眠ではなく過眠になるということがあげられます。

原因としては日照時間の短さというのがあげられています。光の刺激が減ることで神経伝達物質の背トロニンが減って脳の活動が活発に行われなくなってしまったり、体内時計がくるってしまったりすることがあるようです。

以下のような症状がみられるかたはもしかすると冬季うつかもしれません。しっかり眠っているはずなのに、起きれない。日中も眠くなる。集中力が普段に比べると落ちていて、仕事などにしっかり集中できない。炭水化物や糖分が異常にほしくなり、いつもよりもたくさん食べてしまう。このような症状がある場合は疑ったほうがいいですね。ひどくなると人と接することが嫌になったり、仕事に行くのがつらくなったりという症状も現れるようです。季節が終われば症状はなくなるひとがほとんどですが、逆に、毎年冬になると症状が現れるという人が多いようです。特に女性に多いようですので、気を付けたいですね。

冬になり、憂鬱になりませんか?


春になるとめきめきやる気が出てきて、暑く一生懸命な夏を過ごし・・・・。
秋になって虫が鳴くころ、ふと寂しく感じる・・・。
気温が下がって、日照時間も少なくなる・・・。

気分が下がるヒト、いませんか?

冬はスキーだ!クリスマスだ!新年だ!と、盛り上がるヒトもいるかもしれないけど・・・。

私は、9月の終わり、秋がやってくる頃からだんだん気持ちが低下してきます。
虫の音を聴いて涙流したり・・・。

朝が早いので、起きても真っ暗。
夏は4時頃からお日様と付き合っていけたのに・・。
そして、やたら眠くなる。
ヒトとも会いたくない。
ただ、家にこもって、ぬくぬくの布団にくるまり、温かくなるまで寝て過ごしたい・・・。
冬眠ですね・・・^-^;

これは、季節性情緒障害、という症状です。
やはり、日照時間が短くなるのが原因とされています。
私も、朝4時頃起きたら、電気を煌々と付けて、外が明るくなるまで過ごしてるんですが・・・。
やっぱり、布団の暖かさや惰眠の気持ちよさに引っ張られてしまいます。

秋・冬はメランコリー・・・って程度の方はやり切れると思いますが、何処にも行きたくない、何もしたくない・・・・。と思ってしまい、実際、枕とお友達になってしまっている方は・・・。

一回、心療内科を受診することをお勧めします。
「別に~、それほど深刻とも思わないしぃ~」って思う方は、朝起きた時、夏の光と同じような灯りを浴びて(蛍光灯で充分です)、日照の調節をしましょう。
それだけで、随分違います。

クリスマス、お正月、スキー、スノボ、そして寒さが緩む初春・・・・。
梅の美しい季節。
この季節を、鬱で起きれない、誰とも会いたくない・・・、って過ごしてしまうのは勿体ない!

少しでも、情緒に異常を感じたら、お医者さんに相談しましょうね^^

リタリンとベタナミンの服用所感

リタリンというお薬は、うつ患者のあいだではそれなりに有名な薬である。合法覚醒剤などと物騒な呼び名で呼ばれる事も多いが、かつてはどうしても底上げの出来ない、どん詰まりのうつに処方されていた薬である。精神賦活剤という、れっきとしたお薬なのであるが、これが効果がほんとうに覚醒剤のようであり、依存性があり、常習性もでてきた。リタリンを安易に、必要の無い患者に処方し金儲けをたくらんだとある医者等の事件があり、リタリンはうつの適応から外れた。

かつてわたしはリタリンを一日6つ飲んで居て、それでやっと動ける程度にはひどかったし、当時の薬の飲み合わせもあったのか、とにかく眠くて何も出来ない、自己嫌悪な日々が続いた。リタリンを飲むとどうなるのかというと、まずやる気が出る。うつが人工的に躁状態になるような、興奮してやる気が出る。あんなにどうやってもでなかった力が出て動ける様になる。

ただし、口が渇く。あと、舌が勝手に動く。朝起きられない。飲んで居ないと眠くて耐えられない。それに、水分を多量に摂取していたし、肌はものすごく荒れた。ブツブツができたし、たくさんのんでいたころは食欲もなかった(というより、食べ物に対する欲がなく、他のことをどんどんやりたい、という感じ)なので、この薬無しで起きられなくなるまで、目的と手段が逆転した様になるまで、そう時間はかからなかったのである。一日6つは、たしかに処方しすぎだ。でも元気ではあったけれど、どんどん痩せた覚えがある。

ちょうどそんなときに、リタリンが例の件でうつから適応外になるので、ベタナミンに変えよう、という主治医からの提案。お先真っ暗、という気分になった。なにしろベタナミンは効果がマイルドで、ちっともあの賦活剤、というような感じがしなかった。20ミリ玉をのんでいたのにもかかわらず。しだいに効かないように思う様になり、ベタナミンからも離れて数年経った。

わたしは相変わらず鬱で、しかしながらお金がなかったので外にハタラキにでることになった。そこで、やはり問題なのが眠気だった。デスクワークに眠気など、首になってしまう。

仕事始めのなじめなさからくるうつで落ち込み、それも合わせてなんとかしてくれと主治医に訴えたところ、先日数年ぶりにベタナミンが出た。一日10ミリを3つ。

ベタナミンについては、血中半減期がリタリンよりずっと長い。そして、反動の睡魔がくる(服用後10~30分後くらい)。これを抜ければ、興奮とまでは行かないがマイルドにうつをとることができる。

しかしながらベタナミンにおいてもやはり依存はあるし、口の渇きも若干はある。食欲は少しだけ減る。顔は荒れない。劇的に目の前が変わるリタリンとはちがうけれど、やはりタイミングで医者にかかれず、在庫がないときなどは、起きにくかったり、少し不安をおぼえたりする。

精神賦活剤は、けっして善の薬ではないとは思うけど、必要な人はいる。現にわたしはこれらの薬なしでは、いままでやってこれなかった、人生に大切な局面が、たくさんあった。

ショック療法というのもあるし、動かしてみて初めて動くこともある。どうしても辛くて、1週間も2週間も待てない、死にそう。そんなとき。ここぞにちょっと、魔法を使う――それくらいの立ち位置でなければならないのではないだろうか。

 

リフレックス服用感想

私は躁鬱Ⅱ型だが、季節型の鬱傾向もある。そういうわけで、ここ最近冷え込んできてからは、眠れない……というより、寝たくない日々。何かやれることがあるんではないのか?何か1秒でも無駄にしてはいないか?などと、ビタミン剤なんかを薬局で買ってきて飲んだりもしている。あとでがっくりくるわ、人の多いところで異常な眠気を感じ、会社に出勤退勤中は眠くて眠くてしょうがない。帰ったら一刻も早く薬をのんで寝たい。

……と思っているのに、夜は中々眠る気になれず、朝は寒さで気持ちまで固くなり……という悪循環。

そんなわけで総合的に見てうつがひどくなったからなのか、単純に眠気が強く出るタイプの薬だからなのか、眠剤といっしょにこれが出された。「リフレックス(レメロン)」。

なんでも一日一回、それも寝る前におすすめだそうな。

わたしは今いろいろ心に案件がたまっっていて、それが引っかかってなかなか「寝る」という行動に移れない。

しかし、これと眠剤を放り込んで、フトンの中でまるまってしまえば、一瞬で朝がきて、朝のうつがないように感じる――抗鬱剤なんだからそうなってもらわないと困るのだけれど、1日1回でいいうえに寝てる間に何とかなるなんて便利だな、と小学生並みの感想しか出てこないけれど、やっぱりそこは抗鬱剤、飲み続けないと意味がないという。というわけで今日はなかなか寝れないけれど、リフレックスだけのんでみた。

……眠い様な、眠くない様な。まだ決定打に欠ける。でもきつい副作用は今の所ないので(本当に眠気くらい)いまのところ私のマストはサインバルタとこれだ。苦くもないし。

 

ちなみに剤形の話をすこしするなら、わたしはリフレックスはそこそこ好きだ。

楕円というのが新しい(?)気がしないでもない、と思う。

エスタゾラム(ユーロジン)服用感想 平日編


前回休日編を書いたが、今回は仕事のある平日前夜に服用した時のことを少しだけ追記として書くことにする。

結論から言って、「眠いのになかなか眠れなかった」という。これは個人的に、金銭面で切羽詰まってくるとやたら無理なスケジュールで仕事を組んだりする己のせいでもあるのだが、とにかく、会社に行くというそのことで緊張してしまい、「寝ても良いのだろうか、いや……」という無限ループに陥って、服用後3時間半は体がフトンにむかっていかなかった。

毎朝、7時過ぎに起きるのだが、それでもやはり飲んでいないと不安にもなる。そのため服用は早めにして、自然な眠気がくるのを待つことにしている。そんな自然な眠気とやらが来たのが、結局服用から3時間ほどたったろだった。結果、ここちのよい電車内等では行き帰り爆睡して携帯を床に落としたりいろいろとはずかしかった。

話を戻そう。1mgで業務に差し障りがあるかといわれれば、NOとしか言いようがない。睡眠の質じたいは上がっている様なので、元気にもなれる。睡眠は、やはり大事だと痛感する。

 

でも、やはり顔つきはぼんやりするし、どこか眠そうなのには間違いがない。ふらつきは慣れたが。睡眠自体の質が上がっているのか、ふしぎと起きにくいこともなかったし、どちらかといえば私の場合躁転してしまって、ちょっと大変な感じなスケジュールを組んだぐらいには、すっきりする。半減期は24Hだというので、丸一日は効いていなくても、日本製でもうちょっと使い勝手のよいものがほしい。

 

エスタゾラム(ユーロジン)服用感想 休日編


私個人の感想なので、全ての人にあてはまるわけではないことを承知いただいたうえで、服用感想を書こうと思う。

出された原因は冬季鬱だ。わたしは冬になるとそれまでよりとても鬱相が強く出てしまう。そういうわけで鬱気分もふくめ、増長させるがごとく早朝覚醒も出ていた。毎日4時間しか眠れていないのに、決まった時間に目が覚めてしまい、眠ることも起きることもできないけだるい情けない時間をすごすのはうんざりだったので、「朝まで眠りたい」というささやかな願いを主治医に伝えてみた。すると、中期型のお薬を出しておきますね、と言われた。

私は市販のドリエルにはじまり、入門の様にリスミーからエリミン、アモバン等も服用したが、今回も同じ様なものが来るのだろうと思っていた。でも、違った。「エスタゾラム アメル1mg」。これは聞いたことがない。そこで、インターネットでしらべてみたり、同じように苦労している友人にきいてみたら、なんと手術の麻酔前に飲む薬だとか、起きられなくなるので有名だとか、いろいろマイナス情報ばかり。

そんなわけでもらってから2日間は、会社のしごともあったので、鬱気と闘いコーヒーをがぶのみして、会社に向かった。のみすぎて躁転してしまいハイになり、逆に「寝るのがもったいない」とさえ思う様になってきて、実際この週末は徹夜をした。なにもしていないが、寝るのだけはいやだったのだ。そして昨晩、ついに服用をはじめた。

のんで3分くらいで、あのかたくなだった「寝るなんて勿体ない」という気持ちがしぼんでいくのがわかった。気分がおちるのではなくて、「まあ、寝ようか。明日もあるし」である。そしてそのまま眠ったわけだが、スーッと眠れ、起きるときややふらついてフトンに突っ伏したけれど、それ以降はまったく?体力の低下を感じることなく、素直に眠ることが出来た。これは、躁で眠れない、でも寝なくてはいけない、でも・・・という人にはよいのではないだろうか。

しかしながら悪いところもある。ふらつきと、眠気がやはり、夕方の今になっても取れない。目がはれぼったいような……。これを平日でやられると、たしかに精密機械なんてものは触れない。そして多分、慣れて眠れなくなる予感がしないほど、きれいに眠ってしまったので、慣れることも(今の所は)なさそう。なので一日、家で雑多な掃除等をしてすごした。でもなんども突っ伏しそうになった。このまま目をとじれたらムチャクチャ楽なのに、なんて重いながら、キーをたたいている。

病的に眠りから逃げている人にお勧め。

鬱がよくなる過程で、一番気をつけなければならないこと


うつは病気ですから、治らないことはない、という前提で、体験談を書きます。

私は7年前にストレスでうつを発症し、もちろん症状としてはそれだけではありませんから、いろいろと大変回りに世話をかけました。
抜け出す道がどうしても見つからぬように思えてしまい、金銭的にも苦しく、どん詰まりになっていたとき、あるときふと、その瞬間がくるわけです。

ひとによって全く違いますし、程度にもよりますが、脳内の意識感がぱちん、ときりかわったようになったのを覚えています。別に、宗教でも魔法でも、怪しい操作でもないんです。
自分が、自分で、自分のスイッチを入れ直すときが必ずくるのです。

そうするとまず、いわゆる「躁状態」というように、いままでが暗かった分、まるで正気を取り戻したかの様に、「動ける」ようになります。
普通に思えば、よくなって行動できる様になってきているのだから、よいと思うでしょう。

しかし、うつは治りかけが一番怖いのです。
死にたいと言って寝ているときは、もう「死ぬ行動を起こす気力もない」のはご存じのとおりでしょう。動ける様になったときにこそ、きちんと薬を飲んで、徹夜や無理なスケジュールもなるべくひかえるようにしましょう。

そうして、上に持って行く状態にからだが慣れてきたら、それはもう、寛解が目の前です。
決してあせらないように、というのはなにも、守られたり、労られているわけではありません。
根拠があるから、言われているのです。

上記の様に、あせってあせって、やっと動ける様になったときになにかやってしまうのがいちばんこわいことなのです。なので、「休む」ことを「心がける」こと。薬は、きちんとのむこと。

まじめだから、疲れてしまったひとならば、この約束も真面目に思い込んでしまうのかも知れません。でも、ほんとうはちょっとくらい不真面目になるのが、疲れた心を解放する特効薬といえます。
動けないときは動かなくて良いときなんです。からだがそううったえているのだから。

ただ、今後の社会復帰を考えると、「動ける様になったとき」が、一番の山場なのだということを、忘れないで下さいね。

うつ病で休職後、復職するには


うつ病の場合、朝起きれないなどの症状がでてきて仕事に行けなくなってしまうことが多くあります。昔はメンタルヘルスに対する理解もなく、その時点で仕事を辞めなくてはならないこともおおかったですが、今は病院に行って診断書をもらえば休職するという方法があります。そして休まなければならないほど進行している場合は大抵は3か月以上の診断書がでます。

3か月や1年くらいかかる場合もあります、企業によって何年休職が可能かは変わってきますので、就業規則などはチェックしておきましょう。また仕事が原因でうつ病になった場合はきちんとそのことを証明すれば、たとえ休職が長引いても解雇になることはありません。

しかし、長く仕事ができない状態が続くと、経済的にも苦しくなり、まだ完全に治っていないのに復職をしようとする人もいます。会社が復職の体制がととのっていればいいですが、何も変わっていないところに戻ってしまえばまたすぐに同じように再発してしまいます。ですので復職に関してはお医者さんに職場の状況を説明して判断を仰いだり、周りの意見を聴くことも重要です。

復職する際には、徐々に勤務に体をならしていったり、業務を変えてもらったりなどをする必要がありますので、病院の先生も交えて話をする機会をもつといいでしょう。

気分変調症


鬱病は世間でかなり広く知られるようになりましたが、この「気分変調症」を知らない方はまだたくさんいます。

実はこの気分変調症は鬱病ととてもよく似ている症状で、鬱病になった原因に気分変調症が隠れている場合が多くあります。

鬱病は不安感や心身のだるさ、やる気が起きない、気分が沈みこんでしまうなどの症状がありますが、一般的に何か理由があって発症している為、この症状の期間はある程度決まっています。例えば休職をしてゆっくり休み、心をしっかりと休ませ、ストレスから開放してあげることで半年以上経つとだいぶ良くなってきたという実感をもてることが多々あります。

しかしこの気分変調症はこの鬱の状態が長期に渡って、だいたい2年以上続きます。鬱症状が無い日もありますが、また症状が出たりと、何度も繰り返します。

症状としては鬱状態とほぼ似ています。しかし多くの気分変調症患者は、もともとの考えがマイナス思考であったり、劣等感が強かったり、自分を責めることが多くあります。なので、「性格の問題だ。」「私が弱いからだ」といって、病気だと気付かない場合がとても多いのです。

しかし気分変調症は立派な病気です。だからきちんとした治療を受ければ、治る病気なのです。

もしも心あたりがあるようなら、是非一度受診してみてはいかがでしょうか。

うつ病になりやすい環境


人間は、環境によって大きく影響を受けます。
そして、うつ病についても、うつ病になりやすい環境や状況があるそうです。

うつ病になりやすい環境、状況というのは

・ストレスを受けやすい環境
・環境に大きな変化を伴うような状況

のようです。

ストレスを受けやすい環境の具体的な例とては、職場において
「ノルマが激しい」
「能力を超えた仕事を要求される」
「いつも時間に追われて仕事をしている」
「休みや休憩が少なく、肉体的にも負担が大きい」
「日々、競争にさらされる」
「日々、苦情を受ける」
など
があるようです。

一方で、
環境に大きな変化を伴うような状況はといえば、
「結婚」「離婚」「死別」「出産」「子供の独立」
「転職」「リストラ」「退職」「昇進」
「引越し」「進学」「転校」
など
があるようです。

考えてみれば、
人間は動物の一種であり、動物自体、環境によって生き延びたり、絶滅したり、
環境に応じて姿形を変えてきたので、当然と言えば当然なのでしょう。

特に、他の惑星などの環境では、生命は存在できないし、
環境が大きく変わるというのは命の危険に繋がる大事なことなのですね。
そういう意味でも、私たちの身の回りの環境も、
私たちの命の存在を脅かす重要な要因なのですね。

世界の人々が、心のレベルで少しでも平穏に暮らせるよう
ストレスのかかる環境を無くしていきたいものですね。

うつ病になりやすい性格


先日、WHOからもうつ病の人間が3億5千万以上との推計が出されました。
どうやら、日本だけでなく、世界的にうつ病が蔓延しているようです。

世界中の人の心を癒すことは、中々難しいですが、それでもせめて、
自分の周囲の人ぐらいには気を配ってあげ、うつ病になるのを防げれば
良いものですね。

ということで、うつ病について少しばかり調べてみました。

うつ病になりやすいかどうかの1つとして、その人の性格が大きく影響するようです。

<うつ病になりやすい人の特徴>
・頑固
・几帳面
・完璧主義
・仕事熱心
・まじめ
・人に任せられない
・他人の目が気になる
・周囲に気を使いすぎる
など

<うつ病になりにくい人の特徴>
・融通が利く
・おおざっぱ
・いい加減
・楽天的
など

それぞれを総合してみた印象ですが、

うつ病になりやすい人は、
まじめで、自分、物事はこうでなくてはいけないと思い込んで、そこに
固執してしまうようなイメージを受けます。
また、必要以上に周囲に気を使って、自分を押し殺してしまうような
感じなのでしょう。

一方で、うつ病になりにくい人は、
楽天的で、状況のあるがままを柔軟に受け入れられる人のような気がします。
また、周囲に気を使っても、無理せず自分のできる範囲で適度に
できるようなイメージを受けます。

もし、うつ病については、もう少し勉強して、
周りにうつ病になりそうな人がいたら、
少しでも気を使ってあげたいと思います。

うつ病の人=世界で3億5000万人超へ


「10月19日、世界保健機構(WHO)が、うつ病など精神疾患で苦しむ人が
世界で3億5000万人を超えるとの推計を出した」というニュースを見ました。

3億5000万人と言われても、ピンと来ないですが、
WHOのHPを見ると2012年現在の人口が約68億人なので、
世界的に見ると約5%(20人に1人)はうつ病の計算になります。

(ちなみに、日本の人口が約1億2700万人なので、世界中のうつ病の人を
集めると日本人の約2.8倍もの人がいるということですね。)

イメージがまだあまり湧かないですが、、、
私の学生時代は、小中高いずれも一クラス約40人だったので、
割合で考えて、クラスに2人はうつ病の子がいるって感じなのでしょう。

確かに口べたでおとなしい子はいたけれども、
心の病気に掛っている人がクラスに2人いると考えるとやはり多いですね。。。

私が見た資料では、地域別のデータはなかったけれど、温かい地方の方が
うつ病が少ない気がするので、
実に安直ながら、うつ病で悩んでいる人は、南国に行くのが良いのではないだろうか?
と本気で思うわけです。

うつ病の治療として、南国への長期旅行を国が補助をするなんてことになったら、
みんな仮病を使うのだろうなぁ

実際、自殺率で見てみても、
赤道直下、南国、ラテン系といったイメージの当てはまる国は上位には
入っていないようで、、、

上位としてよく上がる国は、
韓国、日本、旧ソ連(リトアニア、カザフスタン、ベラルーシ、ロシアなど)です。
(北欧などは、自殺率が高いイメージが高いのですが、実際はそうでもないのですね)

我が日本も常連入りしていますし、ニュースでもよく耳にします。

改めて、周りのみんなは、生きずらい国で生まれながら、
負けずに、頑張って生きているなぁなどと関心をします

私の周りでは、うつ病の人(カミングアウトしている人)はおりませんが、
こういうニュースを見ると、みんなの心の平穏を願いたくなります。

鬱病になりやすい性格・特徴


鬱病になりやすい性格の特徴は、「真面目」・「几帳面」・「完璧主義」の人が多いそうです。私は「真面目」には、当てはまらないと思うのですが・・

「几帳面」→これは、仕事に関してだけなのですが当てはまります。仕事は、細かい所までやり遂げないと、家に帰ってからも気になってしまいます。
一概には言えないかと思いますが、当てはまっている所があっても「私は大丈夫」って、きっと皆さん思いますよね。私もそうです。
知らず知らずのうちに、心が蝕まれないように。自分を分析するのも、大切なのではないでしょうか?

完璧主義の人の心のバランスが崩れる時、たとえば95%出来ているのに5%達成出来ない時などです。皆さんは、どうでしょうか?
95%も達成出来た!!と思うでしょうか・・それとも、あと5%達成出来なかった。と思うでしょうか?人それぞれですよね。

大抵の人は、あと5%を何とかして達成しようとするのではないでしょうか。
そして、努力しても達成出来なかった時に例えば1%足りないだけでも自分は、無能な人間だと思い込んでしまうそうです。出来ている事まで否定してしまわないようにしましょう。100%達成できるよう努力するのはとても、大切な事です。でも達成出来ないからといって、全てを否定しなくても良いのです。私も、100%達成出来るよう努力をしています。

ただ、達成出来なかった時も「ここまでやったんだから」と自分に言い聞かせるようにしています。

パキシルの副作用

パキシルは抗鬱剤の一種です。どの薬にも多かれ少なかれ副作用はありますが、パキシルはよく使われる薬なので副作用をしっかりと理解しておくことが必要です。

眠気や倦怠感、口の渇き、めまいや頭痛、便秘や吐き気など一般的な副作用が多く見られます。私も最初は眠気と吐き気、嘔吐がありましたが、薬の量を調節することによって徐々に体に慣らしていきました。2ヶ月経った頃には普通に飲むことができました。こういった症状であれば、担当医と相談して調節していくことで改善されるものだと思われます。

しかし過去に問題になったように、錯乱状態になったり、自殺行為をしようとしたり、幻覚や痙攣などの副作用が現れるととても危険です。場合によっては治す為の薬が、余計に症状をひどくさせる場合もあるのです。こういった症状が現れたら、速やかに病院を訪れましょう。これは上記のように、慣れれば治るというものではないからです。本人が自覚すること、そして周りが気づき対処することが大切です。

こういったことを知ると怖い…と思いがちでしょうが、どの薬にも合う合わないといったことや、副作用はあるのです。しかし自分が薬をよく理解した上で飲めば、とても良い薬なのです。実際にパキシルは世界でも多く使われている薬です。それだけ効果が期待できる結果があるからです。

知識をもった上でパキシルと上手く付き合い、自分の心が楽になることが一番ですね。

仮面うつ病


うつ病といえば気分の落ち込みが特徴かと思います。しかし、なかには気分の落ち込みは特に感じられないのに、胃痛や頭痛などといった体の痛みや、下痢や便秘、発汗息苦しさのような症状が出ることがあるようです。

うつが身体的な症状に隠れていることから「仮面うつ病」と呼ばれています。身体症状は一種類でなく、多彩な身体症状がいくつも併存していることが特徴です。睡眠障害では寝つけないというよりは、途中で目が覚めてしまったり、早くに目が覚めてしまう人のほうが多いようです。目に見えてストレスを感じず、身体的な不調が長く続くことで本人は気づかないケースがほとんどで、身体的な不調がもとに受診した病院で医師から精神科の受診を勧められて発覚することもあります。また病院で検査しても異常がみつからず、仮面うつ病を見逃されてしまうと病気はどんどん進行していき、仮面ではないうつ病になることもあります。

うつ病はこころの風邪のようなものです。そのままにしておくと悪化しますが、治療すればよくなっていきます。まずは、少しおかしいなと感じたら心療内科、精神科を受診することが重要です。どのようなうつ病でも治療法は同じで、まずはどのようなうつ病かを知ること。そして処方された薬はきちんと飲み休養を取ることが重要です。