摂食障害と併発しやすいもの


摂食障害になった場合に併発して起こりやすい病気があります。肥満、骨粗しょう症、貧血などです。肥満は過食症になった場合はもちろんですが、拒食と過食を繰り返す場合にもなりやすいです。

なぜかというと拒食と過食を繰り返す場合、拒食の時期にはいったん食べ物を摂取しないため一時的に体重が減りますが、この時に体が飢餓状態なってしまいます。そのため、過食になった時に一気に体が栄養分などを吸収してしまいます。そのため太りやすくなってしまうのです。ダイエットで一時的に痩せてリバウンドしやすいのと一緒ですね。

また摂食障害になると、同じものばかりを食べやすくなってしまいます。過食の場合では脂っこいものや甘いものだけを摂取する人も多いでしょう。そういった場合には大切な栄養素であるカルシウムや鉄分などの摂取量が減っていまい、骨粗しょう症や貧血などになりやすくなるといえるでしょう。また脂っこいものや甘いものを大量に食べすぎると体質などによっては糖尿病なども併発する可能性があるといえます。

他にも栄養が偏ることにより、ビタミンBなどが不足した場合には、口内炎ができたり、吹き出物ができたりしやすくなるでしょう。このように摂食障害と併発する病気もありますので、注意が必要です。

辛い時は好きな曲を聴こう


心が疲れた時、音楽に助けられたという経験を多くの方がされてきたのではないでしょうか。

前向きな歌と音楽で元気になったこともあるでしょう。

私は普段からとても切ないメロディーや歌詞の音楽が大好きでした。なぜかそこまで明るい曲に興味が持てなかったのです。

そしてひどく鬱状態になった時、私が聴いていた曲は暗い歌詞で暗くて激しい音楽でした。「苦しい」「辛い」「助けて」「死にたい」そんなネガティブな歌詞の曲ばかり聴いていました。それを見た親や友人は「もっと明るい曲を聴いたら?」「前向きになれる曲を聴きなさい」と私に何度も言ってきました。

しかし、明るい曲や前向きな曲を聴くと、なぜだか苛立ち、落ち着かず、聴きたくも無い状態になってばかりでした。要は、私は励ましてほしいわけでもなく、元気になりたかったのでもなく、今の苦しみを理解してくれたり、同じような感情を持っている人がいるということが何よりの安心だったのです。心の叫びを歌手に託して歌ってもらうことで、苦しさから少し開放されていたのです。

実際にこのような「同質の原理」というものが存在します。自分と同じようなものを求めていく人間の心理です。

辛い時、苦しい時、悲しい時、自分の聴きたい音楽を聴いて下さい。周りは心配するかもしれません。しかし聴きたい音楽こそ、自分を助けてくれる音楽なのです。音楽には力があります。大好きな音楽によって、疲れた心を少し楽にしてあげませんか?

抱きしめてもらおう


大人になると人に抱きしめてもらうことが減ります。恋人同士で抱きしめ合うか、又は何かのキッカケでハグ的なものをする程度でしょう。

私はひどいパニック障害の発作がひどかった時期、家から出ることが不安で不安でたまりませんでした。そして鬱症状もどんどん悪化し、家にいても不安がつきまとう状態でした。不安でひどくパニックになったり子供のように泣いたり。

そんな時、私の母はもういい年の大人だった私をぎゅっと抱きしめてくれていました。本当に不思議なもので、人の体温に触れると心から安心するのです。大人になってもそれは変わらないということをその時に気付きました。一時的であっても、抱きしめてもらう事は不安から解消されるとても良い療法だと思います。

今はそこまでひどい症状が無くなりましたが、不安になったり辛くなったりすると、未だに抱きしめて欲しくなることが多々あります。始めはそんな自分を子供っぽくて恥ずかしいと思っていました。しかし、病気になって抱きしめてもらって初めて、大人だって安心するんだと心から思いましたし、抱きしめる、抱きしめてもらうことの大切さも感じました。

今もたまに、母に抱きしめてもらったり、彼に抱きしめてもらったりします。体温と愛情を感じることが私にとっては何よりの精神安定剤なのです。

もしも私のように「抱きしめてもらうのは恥ずかしい…」と思っている方がいるなら、全く恥ずかしいことではないよと伝えたいです。少し勇気を出して抱きしめてもらってください。誰でも構いません。人の体温に触れた時、きっと不安が少し軽くなると思います。

メンタルヘルスの対応


家族がメンタルヘルスにかかった場合、やはり戸惑いが多いことでしょう。特に子供がメンタルヘルスになった場合は親として何とかしてあげたいという気持ちが大きくなったり、自分の責任ではないかと自分を責めてしまったりすることもあるでしょう。

まず、子供がメンタルヘルスになるのは一概に親のせいとは限りません。今の学校では人間関係が複雑になり、また携帯電話の普及により、いじめの内容も複雑になってきています。学校でいじめにあっていなくても、うまく友達と会話ができないことにプレッシャーを感じたりすることもあります。親の世代とはずいぶん子供をとりまく環境が変わっていることを認識しましょう。

また、子供がメンタルヘルスになると過度にかまってしまいがちですが、あまりかまいすぎると病気によっては親に依存してしまう場合もあります。しんどくなれば親が優しくなるということを覚えてしまうとなかなか自分で立ち直れる力が出ないこともあるでしょう。

これらの対応は症状によっても違いますので、きちんと医者の診察を受け、医師の話をきいて、どのように対処すればいいのか、どういった病気なのかは一番身近な家族が理解してあげることが一番重要です。

食事が食べれなくなったとき


何かストレスが原因で食事を食べてもおいしくなかったり、食べてもはいてしまったりしたことはありませんか?またはダイエットをしていて思うように体重が減らず、食べるのが怖くなったりしていませんか?

そういった時は早めに心療内科に行ってください。たとえばストレスが原因で胃の動きが悪くなっていて食べれない場合などは胃薬をもらうだけでずいぶんと楽になります。また精神的なものが原因な場合には安定剤をもらうことで、気持ちが落ち着き、初期の段階であればそれだけで食欲が回復する場合もあります。ダイエットをしていて食べるのが怖くなった場合にはきちんとカウンセリングなどをうけて、過度の摂食障害になる前に対策をうちましょう。

薬などで緩和させたあと重要なのは食事をいかに楽しく食べれる環境を作るかです。家で一人で食べているとさみしい気分になりますよね。初めのうちは一番気心のしれた友達と食べてみてはいかがでしょうか。友達には事情を話、無理して食べなくてもいいような環境をつくっておきましょう。おいしいと思える範囲で食べたいものから食べてみて、きちんと食べられるようになったら、少しずつ量を増やしていくことをおすすめします。ちょっとご飯を食べたいと思えないなーというのは体からのSOSのサインです。ぜひ見逃さないようにしてください。

前向きでなくてもいい


ネガティブに物事を考える人に、たいていの人は「前向きに考えよう」と提案しがちです。

私もずっと「前向き」という言葉を言われ続けてきました。そして、逆に、前向きに考えられない自分が嫌になる時も多々ありました。プラス思考の人を何度羨ましく思ったか分かりません。

しかし、最近、前向きでなくてもいいのでは?と思うのです。無理に前向きになろうとしたって、上記の通り、前向きになれなかったときに自分を責めてしまいがちです。それでは余計鬱々としてしまうでしょう。

前向きでなくてもいい、でもネガティブにならなくてもいい、そのままありのままでいいと思うようになりました。目の前の現実、実際に起こったことを考えるのではなく、それを受け入れいるようにしました。今、こういうことが起こった。今、こう思った。このようにただ受け入れるだけということを意識するだけで、心はとっても軽くなりました。

実際に色々物事をネガティブに考えてしまう人は、真面目で、一つ一つを丁寧に考えている人が多いのです。とても良いことでもあると思います。しかし、考えすぎれば、マイナス方面にもいきやすいのです。だから、ありのまま受け止める、ただそれだけを実行するのです。

最初は慣れなくて、考えていない自分が嫌かもしれません。なんだか物足りなくなるかもしれません。

でも、そうすることで心への負担は大きく変わるのではないかと私は思います。

禁煙したい


精神的に弱くても、病気を持っていても、禁煙したいと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。私もその一人です。

しかし何度も挑戦しては挫折の繰り返しです。

ニコチンガムも効かず、パッチは肌がかぶれ、電子パイポも失敗しました。そうやって失敗するたびに、自分が嫌になり病気にも影響して鬱々となってしまっていました。

そんな時、禁煙を補助する飲む薬があることを知り、まだ方法があった!と喜びました。何も知らずに、禁煙治療をしている病院へ相談に行くと、精神的に弱い人、そして精神安定剤を飲んでいては出せないと断られてしまいました。ショックでした。精神的な病というだけで、禁煙治療を薦めてもらえないなんて。

しかし最近になり、なんとなくその治療法を思い出し、インターネットで検索してみました。そうすると、精神病があるからと言って、その薬が禁止ではないと知りました。ただ、禁煙中は不安に陥りやすいので、充分に気をつけなければならないという注意が強調されていました。

早速、主治医に相談を持ちかけると、なんとあっさりオーケーをもらえたのです。もちろんそれは、今の私の状態が安定しているからという状況判断の上です。

でもとても嬉しかったです。挑戦できる可能性があることが分かったのですから。

実際インターネットなどで、精神病だからその薬を試せないと嘆いている人を多数見かけました。

私と同様、知らない人は多いようです。でもまず、主治医に相談してみてください。

今の状態、薬によっては、オッケーを出してもらえるかもしれません。すぐには無理でも、主治医と相談しながら挑戦できる時を考えていくのも手だと思います。

私は今からその薬を試す予定ですが、精神的に弱くても禁煙できたんだ!と自信を持って言えるときを楽しみに頑張りたいと思います。