不安神経症の体験談


私は実際不安神経症を発症したことがあります。もともと家族間がうまくいっていないことがあり、家庭内のストレスが常にある状況でした。そういった状況で昔から少し情緒不安定になる時期があるにはあったのですが、そんなにひどくなることはありませんでした。しかし、仕事で責任のある立場になり、仕事での人間関係においてストレスがたまるようになってきたときのことでした。ある日突然電車の中で気分が悪くなったり、涙が止まらなくなったりするようになりました。突然胃が痛くなり病院に運ばれたこともあります。

病院での診断結果は不安神経症でした。その時は胃痙攣を起こしている状態だったようです。薬を飲んでいるとしばらくたてばおさまってくるので少しずつ薬を減らしてなしにすることができましたが、何度も再発することになりました。

結局は薬に頼るのではなく早急にストレスの原因を何とかするほうが大事だということに気づき、家庭内のストレスがなくなるように引っ越しをしたり、仕事も配置を変えてもらうなどした結果、薬を飲まなくても再発しないようになりました。今発症して薬を減らしてもまた元の量に戻りやすい人はぜひ一度ストレスの原因をよく考えてみてなくすようにしてみてはいかがでしょうか

不安神経症とは


不安神経症は現在ではほとんど使われていませんが、お医者さんによってはまだ診断書などに不安神経症と書かれる方がいらっしゃいます。

現在では不安神経症は「パニック障害」、「全般性不安障害」として診断をされることが多いようです。もし、自分が不安神経症と診断された時にはどちらに該当するのか確認してみたほうがいいかもしれません。

前者の「パニック障害」は急性、突発性が特徴で、後者の「全般性不安障害」は慢性的に続くことが特徴です。どちらも原因は、何らかの大きなショックがあり、心に負担がかかった時と言われています。しかし、日頃のストレス、過労、睡眠不足などが続いているうちに、発症しているということが多いようです。特に繊細な女性に発症する率は男性の倍以上と言われています。

頭痛や、頭が重い、睡眠不足、息苦しさ、動機などの身体症状の自覚があるため、多くの人は「何か病気にかかったのでは?」と内科などを診療するが原因がわからないことが多いようです。そのままにしておくと、うつ病やアルコール依存症に陥ってしまうこともありますので、原因がわからなくて、さらに不安になり体調がますます悪くなる
内科などを診察して原因がわからないということがあれば、一度心療内科の受診をお勧めします。