冬季うつ


季節の変化によりでてくるメンタルヘルスとして冬季うつがあります。冬季うつはその名の通り冬の間だけ症状がでるうつ病です。うつ病と異なるところは、季節が変わると症状が治まること、摂食障害ではなく過食、不眠ではなく過眠になるということがあげられます。

原因としては日照時間の短さというのがあげられています。光の刺激が減ることで神経伝達物質の背トロニンが減って脳の活動が活発に行われなくなってしまったり、体内時計がくるってしまったりすることがあるようです。

以下のような症状がみられるかたはもしかすると冬季うつかもしれません。しっかり眠っているはずなのに、起きれない。日中も眠くなる。集中力が普段に比べると落ちていて、仕事などにしっかり集中できない。炭水化物や糖分が異常にほしくなり、いつもよりもたくさん食べてしまう。このような症状がある場合は疑ったほうがいいですね。ひどくなると人と接することが嫌になったり、仕事に行くのがつらくなったりという症状も現れるようです。季節が終われば症状はなくなるひとがほとんどですが、逆に、毎年冬になると症状が現れるという人が多いようです。特に女性に多いようですので、気を付けたいですね。

職場環境の重要性


メンタルヘルスになる原因として多いのは、仕事でのストレスや長時間労働です。特に、長時間労働が続く場合にはストレスも比例してたまっている場合が多いですね。全体的に長時間労働が常態化している職場などでは、人間関係も悪化し、メンタルヘルスになってしまう場合が多いです。

特に職場内の人間関係が原因でメンタルヘルスになりやすいタイプの人は、わがままなタイプではなく、周りと協調しようとし、いろいろと気を使ってしまうタイプですね。わがままなタイプの場合には、長時間労働になった場合でも口に出したり態度に出すことである程度ストレスを発散することができますが、気を使ってしまうタイプの人は、周りに気を使い、自分の意見を言わず、ということでストレスがたまり、そこに長時間労働などが重なってしまうと、メンタルヘルスになってしまう場合があるようです。

気を使うタイプの人が職場にいる場合には、時々はいろんな人が話をしたり、思いをきいてあげられるような環境作りが必要です。そういった調整を上司などが行うことで、ストレスを発散することができます。また一部の人とうまくいっていないようであれば、配置変え等を行うこうことも有効でしょう。