企業とメンタルヘルス


最近うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスを発症する人が多くなっています。そのため企業ではいろんな対策をうっているところが多くなってきています。何故対策を打つかというと、うつ病やパニック障害を発症した社員がでた場合、しばらくは1人分の戦力がなくなってしまうわけです。最近は簡単にやめさせることは難しくなってきていますので、休職させ、復職までの面倒をみないといけません。復職するめどがあるためほかの人を雇うわけにもいけませんし、現状の社員で回そうとすると余計に負荷がかかりまたうつ病などを発症する人がでてしまうという悪循環にもなりかねません。

そのため、企業ではうつ病やパニック障害などのメンタルヘルスを学習する場を設けたり、社員がカウンセリングを受けれるように産業医と契約をしたり、ネットなどで簡単なカウンセリングをうけるような団体と契約したりしています。少しでもうつ病などを発症しないように努力をされているわけです。また働く時間が長くなるとストレスをためやすいとされるのでノー残業デーをつくったりしている会社も多いですよね。そういった企業の取り組みがもっともっと広まることでメンタルヘルスになる人が少しでも減るとよいですね。

薬と病院選び


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスにおいて薬に関しては賛否両論あるのが現状です。医師によっても精神安定剤を飲み始めるとやめられなくなり、薬に対する耐性がついて効かなくなってきてどんどん強い薬に変えることになるからやめたほうがいいどいう医師もいます。カウンセリングなどで治療をするほうがいいとしています。

一方ではただ薬を飲むことでいったんは症状がおさまってくるということからすると、薬に頼ったほうがいいという医師もいます。点滴などに安定剤をいれる医師もいます。点滴は即効性がありますし、状況によっては必要だといえるかもしれません。

治療方法についてはこれがただしいというものが存在しません。ですので本人や家族、先生ではなしあって治療を進める必要があります。また本人と先生の治療方針が合っているかも重要ですので症状が緩和しないようであれば、病院を変えるなどの選択も必要になってきます。病院を変えて症状がよくなったという人はとても多いようです。それぞれ医師にも特徴がありますから、本人と合うかが評判よりは重要だといえるでしょう。まわりの意見に惑わされず本人の意見を尊重して病院選びをしたいものですよね。

不安神経症の体験談


私は実際不安神経症を発症したことがあります。もともと家族間がうまくいっていないことがあり、家庭内のストレスが常にある状況でした。そういった状況で昔から少し情緒不安定になる時期があるにはあったのですが、そんなにひどくなることはありませんでした。しかし、仕事で責任のある立場になり、仕事での人間関係においてストレスがたまるようになってきたときのことでした。ある日突然電車の中で気分が悪くなったり、涙が止まらなくなったりするようになりました。突然胃が痛くなり病院に運ばれたこともあります。

病院での診断結果は不安神経症でした。その時は胃痙攣を起こしている状態だったようです。薬を飲んでいるとしばらくたてばおさまってくるので少しずつ薬を減らしてなしにすることができましたが、何度も再発することになりました。

結局は薬に頼るのではなく早急にストレスの原因を何とかするほうが大事だということに気づき、家庭内のストレスがなくなるように引っ越しをしたり、仕事も配置を変えてもらうなどした結果、薬を飲まなくても再発しないようになりました。今発症して薬を減らしてもまた元の量に戻りやすい人はぜひ一度ストレスの原因をよく考えてみてなくすようにしてみてはいかがでしょうか

なかなか完治しない理由


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスは、完治する病気ではないといわれています。なぜならば薬を飲んでいるからと言って治る病気ではないからです。うつ病などでは初めきつい薬を飲み徐々に減らしていくという方法をとられています。薬がない状態に少しずつ体を慣れさせるようにしないと一気に薬をやめてしまうと症状がまた再発してしまうからです。うつ病などの原因はウイルスなどではなくストレスという形のないものです。これを薬で除去することはできないですよね。

また、うつ病の原因は仕事などのストレスが多いです。薬を減らしつつ、仕事にもならしつつというとなかなか一筋縄ではいきません。仕事の環境が前と変わっていなければすぐに再発してしまいますし、周りの理解がなければそれがストレスになってしまうこともあります。またうつ病になった時に休職ができるところもなかなかまだ少ないのが現状で、仕事を辞めてしまっている人も多いです。そうなると、なかなか社会復帰できずそれがストレスの原因となりまたうつ病を再発してしまうことにもなりかねません。

少しずつうつ病などの理解もひろまり会社などでも取り組みがすすめられていますが、病気を発症させないことと、発症した後の復帰サポートの両面からの取り組みが必要になってきますね。

誰にでもなる可能性はある


うつ病やパニック障害などに代表されるメンタルヘルスですが、その中でも自律神経失調症と診断される人は意外と多いです。誰にでもなる可能性がある病気であるといえるでしょう。自律神経失調症とは交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、様々な症状が出る病気です。

原因もいろいろあり、気温の変化などが原因で起こる場合もありますし、ストレスが原因なこともあります。ほかにも姿勢が悪く骨の位置がずれてしまっていると自律神経を圧迫してしまい自律神経失調症になりやすくなることもあるみたいですね。

症状としては食欲不振だったり、感情のコントロールができない。朝起きれないなど本当にさまざまな症状がでます。特徴的なのはどれも、検査などをしても全く原因がわからないということです。食べたものを吐いてしまったりなど拒食症のような症状が出る場合もありますし、不眠の症状がでるひともいます。どれもひどくなってくるとパニック障害の症状が強くなったりします。ほかのメンタルヘルスでも自律神経のバランスが崩れることにより起こるものが多いですので、自律神経のバランスを整えるように心がけることは必要ということですね。誰でもなる可能性があるので症状が出たときは早めに病院に行くようにしましょう。

さぼっているのではなくできない


たとえばうつ病などのメンタルヘルスになると今までにできていた仕事などが急にできなくなってしまうことがあります。今までは段取りよくきちんとできていたのに、急にいつものペースで仕事ができない。集中力が途中で途切れてしまい仕事がはかどらないなどの症状が出ることがあります。これが周りの人にも本人にもわかりづらいことなのですが、一見サボっているように見えてしまうということが問題なのです。

実は病気が原因で集中力や判断力が鈍くなっていたりするのですが、周りから見れば最近あの人はさぼるようになってきた。今までできていた仕事ができないとかはあり得ないと悪い評価を受けることになってしまいます。誰も病気とは気づかないため、本人もサボってばかりいてはだめだ、もっと頑張らないとと自分を追い詰めてしまう原因にもなります。

追い詰められると余計にうつ病などのメンタルヘルスは悪化することになってしまいます。ストレスがさらにたまることになり、ついには会社に行けなくなるという事態にもなりかねません。そうなる前にいつもとちょっと違うなと思えば悪いほうに考えるのではなくもしかしたら何か病気かも?と疑ってみるのもいいかもしれません。

拒食症になった時


今まで幾度となく拒食症になってきた経験から今回は書きたいと思います。私の場合は重度ではなく、安定剤を飲むとおちついてきて少しずつ食べれるようになっていたので体を壊すまではいきませんでしたが、重度になるとやはり体に影響がでてくることも多いので、自分も周りも理解が必要な症状であるとおもっています。

食べれないと人に言うと、無理やり食べさせる人と、ダイエットしていると勘違いする人の二パターンに別れることがとても多いですが、拒食症の場合は、ダイエットが原因などでなることも多いですが、ストレスなどによりご飯を食べてもおいしいと感じないという場合もあります。ダイエットの場合は食べると太るという強迫観念により拒食症になってしまうことが多いですが、ストレスの場合はなぜか食べれない、おいしいと感じない、口に入れようとすると気分が悪くなるなどがあります。

どちらの場合も無理やりに食べさせることは悪影響です。何故食べられなくなっているかの原因を考えそれをなくすようんいしていかないとただ無理やり食べさせると吐いたりして胃に負担がかかってしまうこともあります。自分で気づいた場合はぜひ病院に行くことをおすすめします。安定剤などをもらってまずはストレスを抑えることから始めましょう。

 

子供がうつ病にならないために


やはり親としては子供がうつ病やパニック障害などのメンタルヘルスにならないでほしいとおもっているひとがほとんどではないでしょうか。うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスになってしまうと学校などに行けなくなり、日常生活に支障が出ることも多いですよね。子供がうつ病やパニック障害などのメンタルヘルスにならないようにするために、日頃からちょっとした心がけをしておくことで未然に防ぐことが可能だといえます。

ちょっとしたこころがけは、子供と会話をする。逃げ場所があるかを確認しておく。食欲の変化に注目するの3つです。特に会話は重要です。子供と会話をしやすくするためにも、子供が話しかけてきたときにイライラした対応をしたり、子供が相談してきたときに否定するようなことはやめておきたいですね。日頃から楽しい会話ができるようになっていれば、SOSも受け取りやすくなります。またいざという時の学校以外の逃げ場所があるかも確認しておいたほうがいいですね。近所に学校以外の友だちがいるとか、あまり学校の子が通っていないような習い事をしているとかもいいかもしれませんね。またストレスは食欲にでることも多いです。日頃より食べるようになったり食べなくなったりという変化にも敏感になりたいものですね

 

ストレスはなぜたまるのか。


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスが起こる原因としてストレスがやはり一番の原因といえますよね。日常生活においてなにかしらのストレスがたまるものですが、うつ病になってしまったりするひととそうでない人がいます。いったい何が大きく違っているのでしょうか。

うつ病などになりにくい人には根っからのポジティブシンキングな人がいます。嫌なことが起きたときにそれを嫌なことだととらえなければストレスというのはたまりにくいわけです。こういった人は本当に少ないですがたまにいます。普通の人は嫌なことがあるとどうしてもストレスがたまってしまいますよね。ここできちんとストレスを受け入れて発散できているかがやはりうつ病などになるかならないかを大きく分けるのではないでしょうか。

ご飯を食べることでストレスを発散できる人もいますし、人に話すことでストレスを発散することができる人もいます。発散方法は人それぞれですがきちんとため込まずに少しずつでも発散することで、限界を超えることを防ぐことができます。限界までストレスをため込んでしまうので体が耐えられなくなってうつ病などメンタルヘルスになりやすくなりますよね。ストレスをきちんと処理できるようになりたいものですね

 

中高生に多いパニック障害など


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスは昔は大人だけの病気のような気がしていました。そもそも子供は仕事もしていないですし、好きなように遊んでいました。ですからストレスとは無縁の生活を送っているとされていました。しかし最近では中学生や高校生にパニック障害や拒食症などをはじめとするメンタルヘルスにかかる人が多くなってきています。

原因の一つとしては、子供の社会にもストレスがたまることが増えてきたということです。夜遅くまで塾で勉強したり、今やりたいことを我慢するということはとても増えてきているのではないでしょうか。また人間関係も複雑になってきています。今までなら、家に帰ってしまえば安全でしたがネットを使っていじめにあったりすることも増えてきています。

それに加えて不況などの影響、少子化の影響で家に帰ってもひとりでいる子が増えたというのもあるのではないでしょうか。昔ならいじめられてかえったら聞いてくれるおばーちゃんがいたかもしれません。味方になってくれる兄弟がいたかもしれません。近所のつながりも濃かったですから話を聴いてくれるおねーちゃんもいました。今は帰っても相談する相手もいなく、ストレスをますますため込んでしまっているのでしょうね。

誤解が多いうつ病


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスですが、病気の症状などをきちんと理解している人はなかなか少ないのが現状といえるでしょう。とくにうつ病などは発症するひとが多くなってきている病気となってきていて、名前自体は有名になってきていますが、きちんと症状等を説明できるかといわれると答えられない人が大半だと思います。

うつ病で特に誤解をされやすいのは、仮病を使っているのではないかということです。怠けていると思う人も多いでしょう。それは熱が出るわけでもありませんし、検査で異常がでることもないというのが一番大きな原因ともいえます。異常が出ないので、相手のしんどさなどを周りの人がぱっと判断できる材料がないわけです。ですので、怠けているだけじゃないかとか、仮病をつかっているんじゃないかという誤解をされやすいんですね。

また本人も自覚症状があるのにもかかわらず、検査や発熱などの目に見えてわかりやすい異常が出ないために、自分は怠けているのではないかとさらに追い詰めてしまう場合があるようです。ですのでうつ病は特に周りのサポートや理解が重要となってきますので、きちんと理解して誤解をしないようにしていきたいものですよね。

労働時間とメンタルヘルス


労働時間が長くなるとどうしてもメンタルヘルスになる人は多いです。会社の社長などで長時間忙しくてもメンタルヘルスにならない人もいます。お互いの違いっていったいなんなんでしょうか?一番の大きな違いは、やりがいを持ってやっているかやっていないかではないでしょうか。やりがいがあると、モチベーションがあがり、モチベーションがあがることで同じ疲れでも貯まりにくくなるという面があります。しかしこちらは怖いのは突然何かが起こってモチベーションが下がる状態になったり、仕事自体がなくなったりすると燃え尽き症候群になりかねないということです。

とにかくいえることは働く時間も生活時間もバランスが重要だということです。年間や、生涯のなかでバランスをとって働く時間を取ることでうまくバランスが取れる状態をつくることのほうが重要ですね。仕事が生きがいになってしまうと仕事ができなくなったときなどに生きがいがなくなることによってメンタルヘルスを引き起こしやすくなったりします。仕事以外にも打ち込めるものがある人は新しく何かを始めたりもしやすいですよね。仕事だけではなくいろんなことに興味をもっておくことでいざという時のバランスにはなりやすいですよね。

相手を追い詰めてしまう一言


家族がメンタルヘルスになった場合、最後を追い詰めてしまっているのは実は家族だったということがたまにあります。本人はSOSをずっとだしていたのに気づくことをせず、追い詰めてしまう一言を投げかけてしまって、完全にメンタルヘルスになってしまう場合があります。一生懸命頑張っているのに、なんでできないんだと怒ってしまったり、ほかの子と比較したりすることがあげられるでしょう。また怒る以外でもよかれとおもってしたことが、追い詰めてしまう場合があります。たとえば学校でいじめを受けている場合、それが原因で私立を受けたいと勉強を頑張っている子供に、成績も上がらないし大変そうだから無理して私立を受けなくてもいいよと言ってしまうと子供は追い詰められてしまいますよね。

最近では就職や結婚などで親から追い詰められる人も多いようです。周りで内定がでた、結婚した、子供が生まれたと逐一言われ、あなたはまだなのか?といわれ続けたら精神的にも追い詰められますよね。そういったときに選ぶと判断を見誤ることもあり、就職したけれどつづかなかった、結婚したけれど続かなかったとなりますます追い詰められることにつながる場合もあります。ぜひ相手のことを考えた言葉を伝えていきたいですよね。

就職活動とメンタルヘルス


最近では就職活動をしている学生などでメンタルヘルスになるひとが増えてきています。何故メンタルヘルスが増えてきているのでしょうか。それはひとつとして不況でなかなか就職先が決まらないところも影響しているとは言えるでしょう。また親の世代では大きな企業に就職することが良いとされていたので、せっかく決まっても親と意見が合わず、内定をもらったのにまだ就職を続けるが大きな企業が見つけられずにしんどくなってしまう場合もあります。本人も家族もフリーターやニートである状態を恐れているというのが多くあります。そのため本人が焦っているのに親も焦って追い詰めるような言葉を行ってしまったりしているようです。

就職活動中のお子さんがいる親は、ぜひ大学などのガイダンスを聴いたり、新聞の記事を読んだりしてみましょう。今の世間の状況。内定が決まるだけでも良い、中小企業のほうが長持ちする場合も多いなどといろいろと書かれています。そういったことをしって、子供が落ち込んでいるときにそっと聞いてあげることができるような状態を作り出しておいたほうがいいかもしれませんね。就職活動中は友達とも疎遠になりがちです。家族のつながりが大切になる瞬間ですね。