嘔吐恐怖症の裏側

私は嘔吐恐怖症です。人が吐くのも自分が吐くのも、異常に怖がってしまいます。吐くのを見てしまった時は大きくショックを受け、何日間か鬱状態になり、不安定になってしまいます。自分が吐くのも嫌なので、常に吐き気止めを持ち歩いています。

しかし最近、精神分析の治療を受ける度に、ただ単に吐くという行為が怖いだけでなく、その裏側で人に対してどう思われるか気になって、自分の素直な感情がなかなか言えないという自分の性格に気付きました。吐くイコール自分の思いを吐き出すということに繋がっているのうな気がするのです。

人が吐くのが怖い、それはその人が心の中で思ってることを言われた時に自分が傷つくことを言われるのでないかという怖さ。自分が吐くのが怖い、それは自分の中の感情を口に出したら人を傷つけてしまうのではないか、みんな離れていってしまうのではないかという怖さ。そんな風にもしかすると繋がっているのかなと思います。

嘔吐恐怖症の方皆さんに当てはまるとはいいきれませんが、何人かの方は思い当たる節があるのではないでしょか?もしもそれが当てはまるのであれば、恐怖症への治療や考え方も少し変わるのではないでしょうか。表面上の症状と心の奥底での問題とでは違いがあるのかもしれませんね。そこに気付けば症状が改善される可能性もあるかもしれません。

薬と病院選び


うつ病やパニック障害などのメンタルヘルスにおいて薬に関しては賛否両論あるのが現状です。医師によっても精神安定剤を飲み始めるとやめられなくなり、薬に対する耐性がついて効かなくなってきてどんどん強い薬に変えることになるからやめたほうがいいどいう医師もいます。カウンセリングなどで治療をするほうがいいとしています。

一方ではただ薬を飲むことでいったんは症状がおさまってくるということからすると、薬に頼ったほうがいいという医師もいます。点滴などに安定剤をいれる医師もいます。点滴は即効性がありますし、状況によっては必要だといえるかもしれません。

治療方法についてはこれがただしいというものが存在しません。ですので本人や家族、先生ではなしあって治療を進める必要があります。また本人と先生の治療方針が合っているかも重要ですので症状が緩和しないようであれば、病院を変えるなどの選択も必要になってきます。病院を変えて症状がよくなったという人はとても多いようです。それぞれ医師にも特徴がありますから、本人と合うかが評判よりは重要だといえるでしょう。まわりの意見に惑わされず本人の意見を尊重して病院選びをしたいものですよね。

辛い時は好きな曲を聴こう


心が疲れた時、音楽に助けられたという経験を多くの方がされてきたのではないでしょうか。

前向きな歌と音楽で元気になったこともあるでしょう。

私は普段からとても切ないメロディーや歌詞の音楽が大好きでした。なぜかそこまで明るい曲に興味が持てなかったのです。

そしてひどく鬱状態になった時、私が聴いていた曲は暗い歌詞で暗くて激しい音楽でした。「苦しい」「辛い」「助けて」「死にたい」そんなネガティブな歌詞の曲ばかり聴いていました。それを見た親や友人は「もっと明るい曲を聴いたら?」「前向きになれる曲を聴きなさい」と私に何度も言ってきました。

しかし、明るい曲や前向きな曲を聴くと、なぜだか苛立ち、落ち着かず、聴きたくも無い状態になってばかりでした。要は、私は励ましてほしいわけでもなく、元気になりたかったのでもなく、今の苦しみを理解してくれたり、同じような感情を持っている人がいるということが何よりの安心だったのです。心の叫びを歌手に託して歌ってもらうことで、苦しさから少し開放されていたのです。

実際にこのような「同質の原理」というものが存在します。自分と同じようなものを求めていく人間の心理です。

辛い時、苦しい時、悲しい時、自分の聴きたい音楽を聴いて下さい。周りは心配するかもしれません。しかし聴きたい音楽こそ、自分を助けてくれる音楽なのです。音楽には力があります。大好きな音楽によって、疲れた心を少し楽にしてあげませんか?

抱きしめてもらおう


大人になると人に抱きしめてもらうことが減ります。恋人同士で抱きしめ合うか、又は何かのキッカケでハグ的なものをする程度でしょう。

私はひどいパニック障害の発作がひどかった時期、家から出ることが不安で不安でたまりませんでした。そして鬱症状もどんどん悪化し、家にいても不安がつきまとう状態でした。不安でひどくパニックになったり子供のように泣いたり。

そんな時、私の母はもういい年の大人だった私をぎゅっと抱きしめてくれていました。本当に不思議なもので、人の体温に触れると心から安心するのです。大人になってもそれは変わらないということをその時に気付きました。一時的であっても、抱きしめてもらう事は不安から解消されるとても良い療法だと思います。

今はそこまでひどい症状が無くなりましたが、不安になったり辛くなったりすると、未だに抱きしめて欲しくなることが多々あります。始めはそんな自分を子供っぽくて恥ずかしいと思っていました。しかし、病気になって抱きしめてもらって初めて、大人だって安心するんだと心から思いましたし、抱きしめる、抱きしめてもらうことの大切さも感じました。

今もたまに、母に抱きしめてもらったり、彼に抱きしめてもらったりします。体温と愛情を感じることが私にとっては何よりの精神安定剤なのです。

もしも私のように「抱きしめてもらうのは恥ずかしい…」と思っている方がいるなら、全く恥ずかしいことではないよと伝えたいです。少し勇気を出して抱きしめてもらってください。誰でも構いません。人の体温に触れた時、きっと不安が少し軽くなると思います。

前向きでなくてもいい


ネガティブに物事を考える人に、たいていの人は「前向きに考えよう」と提案しがちです。

私もずっと「前向き」という言葉を言われ続けてきました。そして、逆に、前向きに考えられない自分が嫌になる時も多々ありました。プラス思考の人を何度羨ましく思ったか分かりません。

しかし、最近、前向きでなくてもいいのでは?と思うのです。無理に前向きになろうとしたって、上記の通り、前向きになれなかったときに自分を責めてしまいがちです。それでは余計鬱々としてしまうでしょう。

前向きでなくてもいい、でもネガティブにならなくてもいい、そのままありのままでいいと思うようになりました。目の前の現実、実際に起こったことを考えるのではなく、それを受け入れいるようにしました。今、こういうことが起こった。今、こう思った。このようにただ受け入れるだけということを意識するだけで、心はとっても軽くなりました。

実際に色々物事をネガティブに考えてしまう人は、真面目で、一つ一つを丁寧に考えている人が多いのです。とても良いことでもあると思います。しかし、考えすぎれば、マイナス方面にもいきやすいのです。だから、ありのまま受け止める、ただそれだけを実行するのです。

最初は慣れなくて、考えていない自分が嫌かもしれません。なんだか物足りなくなるかもしれません。

でも、そうすることで心への負担は大きく変わるのではないかと私は思います。

心が疲れている時は・・・


職場の人間関係とか、友人とのかかわり、家族とのかかわりの中で、少しお疲れ気味、というときって誰にでもあるのではないかと思います。出来たら人とかかわりたくない、一人で孤独に浸りたいときもありますよね。

そんな時に皆さんはどのように過ごしていますか?無理して人に会ってテンションを上げるように努力しますか?それとも理由を付けて一人でゆったりした時間を過ごしますか?

私は少し疲れているな、と感じたときは、無理をせず、予定などがあったらキャンセルして、一人時間を過ごすようにしています。

一人でふら~っとショッピングに出かけてみたり、文庫本をもって喫茶店に入って本を読んだり。

それだけでかなりリフレッシュできるのではないかと思います。私も昔は一人でお店に入るのが苦手な方だったのですが最近はそれが楽しいとさえ思えるようになりました。私の中では相当な進歩だと思います。

出かけるのも面倒な場合は部屋でクラシックなどのゆったりとした音楽を聴くのも良いですね。私の場合、疲れている時はバッハの曲などが効果てきめんみたいです。自分で聴いてみて心地よいものが良いと思います。

そして写真集を見たり、外国の風景の映像を眺めたり、何も考えないでもできるようなことをして心をいやしています。

自律訓練法


自律訓練法とは、自律神経の働きを整えるためのセルフコントロール法です。心療内科などの医療機関の多くで実施されているようです。もともとはドイツの精神科医が考えた自己催眠法です。心身の緊張状態をやわらげてリラックスするのが目的です。

やり方は何段階にもわかれていますが、段階を踏めば踏むほど副作用の問題もあるようで、専門家での指導のもとで行うほうがよいようです。一番簡単なものは自分でもできそうなのでご紹介しますね。

横になった状態か、椅子に腰かけた状態で行います。ゆったりと呼吸して、全身をリラックスさせます。そして目を閉じて「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱えます。落ち着くまで、何も考えずにただ「気持ちが落ち着いている」と繰り返すだけです。そして終わった後大きく深呼吸します。座っている状態でもできますので、仕事中や、学校でも簡単にできそうですね。これだけでも繰り返せば、リラックスの効果が得られるようですので、試してみる価値はありそうですね。

一時的な効果は得らてもなかなか症状が改善しない場合は病院などで専門家の指導のもとで次の段階に進んでみるのも必要かもしれません。この訓練で慣れてくると数分でリラックスできるようにもなり、ストレス軽減にも効果があるようです。

柑橘系の香りでリフレッシュ!


柑橘系の香りについてご紹介します☆
疲れた時に、レモンや梅干しなど、酸っぱいものが食べたい!と思ったことはありませんか?
食べ物だけでなく、「香り」によっても体の疲れが癒され、精神が安定し、リフレッシュできます。

実際に私が試してみたのは「ベルガモット」という柑橘系の代表格とも言われる香りです。
オレンジやレモンよりもフローラルな甘い香りがします♪
落ち込んでいる時や、気分を高揚させたい時に効果的と言われており、その一方で、精神を安定させてくれます。
精神が不安定な時は、この香りをおすすめします。安心しますよ♪

楽しみ方は人それぞれ。
★湯船に数滴入れてお風呂でリラックス
★アロマフューザーに入れて部屋で香りを楽しむ
★無香料のマッサージオイルにアロマオイルを混ぜて、マッサージする
★掃除機の中に入れると、掃除した後に部屋中に香りが漂います♪
このようにして香りを楽しんでいます。
もし、もっと一度に思いきり吸いたい!と思った時は、入浴剤が効果的!
また、柑橘系の飴を食べて、香りも楽しみながらリフレッシュします。

メーカーごとで若干香りに違いが出てきますので、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。また、どの香りが良いのかわからない時は、香りをかいで「ス~」っと鼻の奥まで入ってくるような香りが、今の自分の状態にあった香りだそうです。
ぜひ、試してみてくださいね。