職場でのいじめ


職場でのいじめや、嫌がらせに関する相談は年々増えています。厚生労働省発表の資料によれば、民事上の個別労働紛争相談件数は平成14年度では10万件程度だったものが平成21年度では25万件近くにまで増えています。そのうちいじめや嫌がらせに関するものの割合も6%から12%程度に増えてきています。10万件の6%といえば6千件、25万件の12%ですと3万件と5倍です。

セクシャルハラスメントやパワーハラスメントという言葉が日常で使われるようになっても来ましたね。職場のいじめや嫌がらせは、人間関係を悪化させます。嫌がらせを受けている人はメンタルヘルスになる可能性もありますし、ひどい場合は自殺にまで追い込まれてしまいます。また、嫌がらせを受けている人はもちろん嫌がらせをしている人も、仕事に対する意欲が落ちることなどから生産性も低下してしまうでしょう。そういった職場にいるほかの人たちも決してそれをいい思いをしてみているわけではなく、いつ自分に火の粉が降りかかるかと気が気じゃないでしょう。そういった職場で働き続けることは良いことではありません。職場のいじめも原因を追究し、対策を講じることで防ぐ必要があります。

 

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