辛いことがある時ほど感謝しましょう


人は、喜ばしいことがあったときによく「ありがとう」「感謝します」といいます。しかし、辛いことがあった時には愚痴や悪口、諦める言葉、悲しい言葉などの不平不満を発します。私も今までそのようでした。でも、そのような言葉を発するほど、イライラやストレスがたまったり、後になって後悔したり疲れたりします。

私は最近、辛いことがありました。心が苦しく、その感情を抑えようにも収まらなくて、愚痴をこぼしたりしました。でも、考えれば考えるほど、苦しくて辛くなるだけでした。自分が悪いこともわかっていますし、相手にも過ちがあったこともわかっています。ですが、自分の現状をみたときに苦しさでいっぱいになっていたのでした。それでも、これからはそのようにするのはやめようと決心しました。

どう考えたらこの苦しさがなくなるだろうと考えました。そのようなとき、辛いことはいったん自分の隣に置くようなイメージを浮かべて、自分の心を空っぽにするのです。そして、「感謝」するのです。何に感謝するでしょうか。「今の自分があること」に感謝するのです。辛いことになってしまったけれども、今の自分がこのように生かされていることに感謝するのです。最初は苦しくて涙が出てきましたが、口に出して感謝を続けました。辛いことがあったことで、次につなげられること、新しい自分に生まれ変われること、苦しさをバネにして自分が成長できることに感謝し続けました。すると、漸進的にではありますが、心に平安がおとずれたのを感じました。悪口を言ってすっきりしていたのとは、感覚が全く違うのです。

そうしているうちに、日々の生活に感謝するようになりました。食べること、着ること、今の自分が生かされていること、小さなことから大きなことまで感謝するようになりました。今までは不平を漏らしていたことにも、認識を変えて感謝するようになりました。すっきりするどころか、自らエネルギーを発することが出来るのを感じました。

いつも感謝するならば、辛いと思っても、毎日が良い日になると信じています。

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