何をしても満足いかないとき


どんなに好きなもの、おいしいものを食べても、好きな服を買っても、お金があってもなくても、満足できず、好きな人と一緒に居ても十分な心の平安を得ることができないなど、どこかしら心に穴が空いたような感覚に陥っている方はいらっしゃいますか。最近、若い人から幅広い年代で多くなっているような気がしてます。私もそのような感覚に陥り、寂しさが増して発散できないことがありました。

そのようなときは、「感謝」することがとても大切になってきます。特に、今の日本は経済的にも物質的にもとても豊かな国です。いくら不景気と言っても先進国ですし、他国に比べたらものすごく豊かな国ですよね。ですから欲しいものも便利なものも簡単に手に入るようになりました。娯楽を簡単に手に入れることができるような国なのです。しかし人は、手に入れると再び手に入れようとします。更に自分を満たしてくれるものを求め、楽しみを求め、欲求が増していきます。欲求ばかりが出てくると、手に入れることが出来なくなったときや、その事に飽きてしまったときなど、心が満たされなくなると思います。不平不満も出てくるでしょう。娯楽は一時の楽しみだと私は感じていますので、必ず空虚感が出てくると思っています。

そのような時、私はこのような生活ができていること、自分の肉体が、食べて、着て、寝るという基本的な生活ができていることに「感謝」します。また、自分を精神的に、物質的に支えてくれた周りの人に感謝します。様々な環境があるからこそ、今の自分が生かされていることを忘れてはなりません。「感謝」のある生活を心がけてみませんか。

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