抗うつ薬SSRI(パキシル)の基礎知識


SSRI(エスエスアールアイ)はSelective Serotonin Reuptake Inhibitorsの略で副作用の少ない抗うつ薬として今、注目を浴びています。

三環系といわれるSSRI登場前の抗うつ薬は、眠気・口渇・便秘(抗コリン作用が原因のもの)という副作用が多いとされてきました。

SSRIはそのあたりの副作用も改善されているようですが、副作用がまったく無いというわけではないようです。
セロトニンの濃度のバランスが崩れることによって引き起こるセロトニン症候群、薬の減薬や中断によって引き起こるSSRI離脱症候群等、それなりに副作用はあると言われています。

以前(3年ほど前)会社でのストレスからパニック障害という不安障害の一種に罹ってしまい、心療内科でSSRIの一種であるパキシルを出されました。
SSRIはうつ病だけでなく、うつ状態、パニック障害、強迫神経症、社会不安障害にも用いられるようです。

ちなみにその時一緒に出た薬は、リーゼ(抗不安薬)、ナウゼリン(吐き気止め)でした。
吐き気止めが出された理由ですが、心療内科の先生に尋ねると「パキシルを初めとするSSRIは、飲み始めの副作用として吐き気が出ることが多くある」との事でした。
病院でそんなことをいわれてビビってしまい、SSRIの飲み始めが3日も遅れてしまいました^^;

結果として吐き気等の副作用も無く、パニック障害の症状も一進一退でしたが徐々に改善され始めたので、私にとっては合っていた薬だったと思います。

精神薬は通常の薬よりも合う・合わないという「人によりけり」のパターンが多いと聞きました。 自分に合ったお薬が見つかるまで、様子を見ながら薬を変えていくという治療法が現代の精神医学のカタチなのだと思います。

薬に頼るのか頼らないのかは結局最後は自分で決めることになります。
ただ私個人の考えとして、現状が辛く苦しいのならお医者さん(専門家)の意見を聞くべきだと思います。
…実は病院や先生も合う合わないがあるのですが、その話はまたいつかということで。

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