統合失調症の治療法


統合失調症になった場合は現実と非現実の境がぼやけてしまっている状況を改善するためにも病院での治療が必要です。

幻覚や妄想が出現している急性期には、入院治療が一番ベストです。陽性症状はドーパミンの機能を正常化させる、抗精神病薬によって比較的容易にコントロールできます。急性期の症状が落ち着けば、退院をして再発防止のための治療と、社会復帰にむけたリハビリテーションが必要です。予防するために薬を飲み続けることも必要です。主治医の決められた通りに服薬することが重要です。勝手にやめたり調整したりすることで再発する危険性があります。

社会復帰に向けたリハビリテーションではデイケアで訓練や活動を行います。孤独な環境に陥りやすい状況を阻止し、再発の防止になります。また周囲の協力も必要不可欠です。家族はできるだけ一緒に病院に行って主治医に症状を伝えて対処法を相談しておくほうがよいとおもわれます。また友人や近所の人が統合失調症にかかった場合は、何かできることはないかと直接あって話をしたり長電話などは避けたほうが良いです。幻覚や妄想に基づく話になった場合も「否定」「肯定」どちらも相手にとって良いことではありません。いかに本人と距離をとるかと、ご家族をサポートするかが家族意外の人間にできることです。

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