相談を受けた時の対処法


メンタルヘルスの症状がでる前にストレスがある状態で、相談することで本人が前向きになり病気にならないという場合もあります。職場の同僚や友人から相談を受けた時、どのようにするのが一番良いのでしょうか。

まず一番重要なのは「話を聴く」ということです。「聞く」ではなく「聴く」とあえて書きましたが、私たちは相談されるとつい、早く答えをだして助けてあげなきゃいけないという気持ちになってしまいがちです。そのため話の途中でアドバイスや助言をしてしまうことがあります。

しかし、話している本人にとっては話を聴いてほしいだけかもしれません。まずは相手の話を全部聴いてあげることが重要です。アドバイスをするのではなく、頭の中で悩んでることの整理を手伝うくらいの気持ちで聴いてあげるほうがいいかもしれません。

悩んでいる本人の頭の中は、自分が何で困っているかわかっていないことが大半です。そのためその状態でアドバイスされるよりは、整理し、何が困っているかを明確にしたうえで、本人がその問題にどう対処していくかを考えるのが一番よいと考えます。そして相談者が出した結論について、もっとこうしたらそれがよくなると思うよ!などの前向きなアドバイスをしてあげることで、前向きな考えへと導けるのではないでしょうか。

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