全般性不安障害


不安神経症のなかの「全般性不安障害」についてです。こちらは「パニック障害」と比べると突発的ではなく、慢性的なことが特徴です。英語の頭文字をとってGAD(Generarized Anxiety Disorder)とよばれることもあるようです。

主な症状としては、精神面では特に要因がないのに「家族が事故にあうのではないか」「犯罪に巻き込まれてしまうのではないか」などと感じ不安になってしまうことです。「仕事や学校など日常生活において原因がわからない状態で過剰な不安と心配がある」「過剰な不安や心配を感じている状態が長く続いている」このような状況があり、落ち着かなかったり、疲れやすかったり、集中できず心が空白になってしまったり、眠れなかったりなどの症状がでてきます。

身体面では、頭痛、頭が重い、頭がふらふらする、胃痛、首や肩の凝り、息苦しさ、めまいなどの症状が現れます。身体面の症状がでることで、「私は大きな病気なのでは?」と不安になるケースもあります。しかし、病院にいっても異常はなく、病院を転々としたり、大きな病院でさらに精密検査を受けたりしますが、異常がないといわれてしまいます。

そのまま原因がわからないまま生活を続けていると全般性不安障害から「パニック発作」を発症することや、「うつ病」「アルコール依存症」を発症することもあります。

本人や家族が「気のせいだ」と思わずに、一度心療内科を訪れてみることで早めの治療ができ回復が早くなることもあります。症状を改善するためには自分の病気に対する知識をつけ、必ず治ると確信すること、信頼できるお医者さんを探すことが重要です。

また原因となるストレスなどがわかっている場合にはカウンセラーにかかることも有効です。まずは、上記のような症状に心当たりがあれば、病院を訪れてみましょう。

コメントを残す