目的達成までに感じるストレスの解消法


目的を成そうとするあまり、出来ないことがあると、自暴自棄や落胆してしまうことがあります。完全に目的を成すまで、ストレスから離れられないのです。このようなこととどうやって向き合えば良いでしょうか。

目的を成すために、10のことがあるとします。やるべきことを1できたら、9が出来ていなくとも、1できた自分を存分にほめてあげて下さい。そして、1出来たことに自信をもって下さい。次に、2出来たとします。そうしたら同じように自分をほめてあげ、自信をもって下さい。このような考え方をしていくと、10達成することへのストレスが軽減しますよ。

では何故10行わなければならないことに対して、ストレスを感じるでしょうか。
それは、10のうち1達成したとしても、残りの9が出来ていないと落胆したり、まだまだ自分は出来ないと自信をなくします。積み重ねで10が出来上がるものなのに、1達成出来たことを見ずに、9達成出来ていないことばかりを気にするのです。

また、9を達成しても、まだ10出来ないと残りの1だけをみてストレスを感じます。そうして、10出来た時にやっと喜びますが、疲れた感じも拭いされないときもあります。これでは、10達成するまでの期間全てが、挫折や落胆、ストレスのかたまりになってしまいますね。

どんな小さなことでも構いませんから、これからは一つができたら喜び、自信をもって下さいね。

パニック障害の症状について


私はパニック障害者です。

おそらく最初に発作を起こしたのは高校一年生のときでした。家に帰って部屋に入った途端、気分が悪くなり、体中が震え始め、息がしにくくなりました。危ないと思いベッドに横になったのですが、すーっと意識を失いました。そして何分か後に普通に目が覚めました。そのときは、辛いこともありましたが、疲れたのだろうと思っていました。

高校生時代は一年に一回程度発作を起こしていましたが、大学生になり長時間電車に乗って通っていたある日、突然その発作が起きました。もうとにかく怖くて逃げたくて吐きそうで、どうにかなってしまうのではというくらいの恐怖でした。

それから電車に乗ると毎日のように発作を起こし、ついには乗れなくなってしまい、やっとの精神科に通い始めました。そこから薬での治療が始まりましたが、発作を起こさなくなるまで、不安にならずに乗れるようになるまで半年以上かかりました。電車のみならず、美容院、大きなホール、色々な場所や状況で発作を起こし続けました。

そして今、発作はほとんど無くなりましたが、まだ薬を飲み続けています。

怖がらせたいのではありません。何より、もしかして?と思うような症状があったら我慢せずに早めに受診をして欲しいのです。私自身、長い間ほったらかしにしていたこともありますし、精神科に行くという勇気がありませんでした。

でもパニック障害は早めの治療が一番の完治への近道なのです。ひどくなってからでは、完治までに時間がかかります。

治る病気だからこそ、早く自分自身を楽にしてあげて下さい。身をもって体験した私の切実なる願いです。

注意されると萎縮してしまう


生活の中で注意を受けたり怒られたりして、心が苦しくなり、萎縮してしまったことはありませんか?『確かに自分が間違ったのだけれど…』と思いながらも、自分が追いつめられたような絶望感を抱いてしまうこと、ありますよね。

相手は何を注意してくれたのでしょうか。注意の言葉を受けたとき、自分の存在すべてを否定されたと思ってはいませんか。そのような認識から、自分が今後生きていけないような絶望感が生まれることがあります。それは、あなたの存在を否定されたのではなく、行いや言動、性格などの身の周りのことだと思うのです。

あなたに、ある大切な人がいるとします。その人が間違いをしてあなたは叱ります。どうして叱りますか。愛するから、大切な人だから叱るでしょう。

これと同じく、怒られた、注意されたからといって、あなたの存在を追いつめようとして向けられた言葉ではありません。むしろ、あなたが大切だし、期待しているし、存在を認めてくれているからそう言ってくれるのです。

ですから、あなたは落胆して自分を追いつめる必要はないのです。注意を受けたり叱られたりしない人はいません。間違えたことがあるならば、反省はするけれども、では次は回復させようと次につなげれば良いのです。また、一度にできないとしても、一歩ずつやろうとする姿が、あなたを魅力的にさせてくれると思いますよ。

自信がもてないあなたへ


人と話したり行動する中で、自分に自信がもてなくなっている方はいませんか?なかなか仕事で成果が出せなかったり、学校で友人とうまくいかなくなったりと、要因は様々にあると思います。そのような環境の中にあると、自分を責めたり、卑下したり、自暴自棄したりと、心が苦しくなって辛い日々を過ごさなければならない時もあるでしょう。

でも、自信を持って下さい。というのは、あなたはそこに居るだけで大きな存在価値があるということなのです。

仕事で成果を出すこと、ミスを無くすことや、学校のクラスや部活動で活躍することや役に立つことなど、各自で目的とすることや、気を付けていること、責任感が必ずあると思います。思っていなくても、潜在的に感じていると思います。

しかしそれは、生活の中で「何等かの条件があってこそ認められる」という存在価値が生まれてしまうことに気が付きました。つまり、「何か役に立たなければ、自分を認めてもらえない」という認識です。このような認識が、自分自身がただ存在していることで素晴らしいという価値を落としてしまっているのです。

認識を変えてみてはいかがですか。私たちは人間です。喜びも悲しみも、人生は山あり谷ありです。しかし、何かができないからといって、自分の存在までも価値を落としてしまったら、うまくいかない限り、自分を否定するしかないじゃないですか。そうではありません。うまくいってもそうでなくても、あなたはあなたです。あなたという素敵な存在なのです。うまくできなかった時は、反省はするとしても、落胆する必要はないのです。次につなければいいのです。

自分に自信をもって下さいね。そうしたら、少しずつ、前に進めるようになりますから。

絶望感の中で立ち止まってしまう


今、不可能だ、もう乗り越えられないと困難にぶつかって絶望してしまう人はいますか。そこから抜け出すことができずに、立ち止まってしまう人はいますか。

困難は、その現状だけを見てしまえばそれが結果であり、終わりのような気がして、とてつもない絶望を感じてしまう時があります。しかしそれは結果ではなく、過程だと思うのです。

人生は山あり谷ありと言います。大小問わずたくさんの困難があると思います。しかしそれは、山を登っているから辛いのです。富士山のてっぺんに楽に到達できる人はいないでしょう。今、あなたはてっぺんに登る途中だから辛いのです。そこは終わりという結果ではなく、実は登っている過程なのです。ですから、頂上に向かって登っていく過程、つまり困難の中にいること自体が、希望でもあると思うのです。

もうすぐ頂上がやってくるから、自分の成長のために必要な困難であり、自分を変えるチャンスだとも考えられます。時には困難、落胆、挫折もあるけれど、それは結果ではなく、過程であることを忘れないで下さい。

もしまだ無理そうなら焦らずに、休みましょう。急ぐのと焦るのとでは違いますよ。少し気持ちが安らいできたら、まずは一歩進んでみましょう。一度に頂上に上る必要はありません。まずは一歩です。もしまた一歩下がってしまったら、また一歩進んで、もう一歩進んでみます。少しずつゆっくりと進んでいきましょうね。

 

人の反応が気になってしまう人


「人の反応を気にして、自分が不安になってしまう」ことについて書きたいと思います。結果としては…気にする必要がなく、もっと自分に自信をもって良いと思っています。

相手がイライラしていたり、落ち込んでいたり、行動や雰囲気で不安を感じる時ってありませんか?私はそういうとき、「自分のせいではないか」と不安になります。

特に相手に何かさせた理由もないのにも関わらず、「過去の自分の言動や行動」を気にしたりします。あれがいけなかったのか、これがいけなかったのかと、さまざまに考えたのにも関わらず、いつの間にか相手がケロッとしていたりします。

しかしながら、結局は、相手自身の悩みや不安が表に出ていただけで、自分には関係のないことが多いのです。どうして自分のせいではないかと不安に駆られてしまうのでしょうか。

理由の一つに、民族性というものがあるからだと思います。日本人は特に、世界の中でも「察する」民族です。相手の気持ちを察して、先にしてあげたり、気持ちをわかってあげようとします。ところが、ある国の留学生に聞いて驚きました。「僕の国では『~しておいてね』という程度では、しないのが普通。『絶対にやっておいてね!』と言わないとやらない」と言っていました。民族性とはこんなに違うものかと驚きました。

日本人は「察する」民族であり、また「謙虚」です。ですから、その反面「自信」がなかったり、謙虚さが裏目にでてしまうことがあります。

私は留学生の話を聞いてから、もっと自分に自信をもちたいと思いました。そして、相手が不安定な時には、自分が不安になるのではなく、むしろ相手を気遣ってあげたり、そっとしておいてあげたりすることが知恵だと思います。もし、自分が理由で悪かったことがあれば、反省して次から直せばよいと考えれば良いと思います。

自分に自信をもって下さいね!