いじめと自殺願望


私は高校生のころに、いじめを経験しました。先生にも親にも言えず、時間が経過していって、大学生になってからは外部からの学生が増えたので、いじめもなくなったかのように感じられました。新しい友達もできて、再出発できるかな、と考えていました。そんな風に特に問題なく大学生生活は過ぎて行ったのですが、途中からまたいじめに会い始めました。いじめる側は、高校生のころに私をいじめていた人たちでした。

私の家は家庭環境も複雑で、両親の夫婦仲も良くなく、母親はよそで不倫して、夜遅く家に帰ってくる始末。ですからイジメのことなんか、相談できる感じではありませんでした。父親も仕事人間で、思いやりもあまりある方ではなく、冷たいタイプの人です。また、両親ともにそうなのですが、私と違ってとても負けず嫌いの性格で、強い人たちです。

大学を卒業してからやっとイジメのグループから解放されたと思ったのもつかの間、その後も、いつもその人たちの声が聞こえて、いじめられている状態が続いています。どこに行くにもその人たちに囲まれてしまって、楽になるには死ぬしかない、って感じです。楽に自殺できるならば、その方法を知りたいくらいです。一応精神科には通っていますが、状態は変わりません。

嘔吐恐怖症


私は学生のころから、吐き気がすることが多く、悩んでいます。例えば、混んでいる電車の中とか、学生のころは授業中の教室で、とか。

その都度逃げるようにしてその場を立ち去っています。実際に戻したことはないんですけどね。その場から去ると、案外治ったりしています。

これは神経や精神系の病気なのかなとずっと思っていました。通学や通勤のときは電車を使っていましたので、電車の中で気分が悪くなるといけないので連結部分に近いところに席をとり、気分が悪くなったら連結に行っていました。また、エチケット袋も必須で、いつもカバンの中に持っていましたし、今も持っています。

実際にそれらを使ったことはないのですが、連結に行ったり、途中下車したりすることは何度もありました。なので、快速電車というものには乗れずにいつも各駅停車の電車に乗っていました。

とにかく戻してしまうことが恐ろしくて、いつも脂汗をかいている状態です。これは、「嘔吐恐怖症」っていうみたいですね。

私は今精神科に通院していますが、私のこれらの症状を医師は、「パニック障害」とも言っています。症状は一時的なもので、電車やバスなどの閉所に行くとなってしまう病気のようです。

統合失調症の誤解


統合失調症という病名を聞きなれない方も多いと思います、以前は「精神分裂病」と呼ばれていました。この病名がさまざまな誤解を産み、また症状がさまざまなことから今現在も誤解が偏見が残っています。

統合失調症という病気は「精神分裂病」と呼ばれたことで、理性が崩壊して通常の生活が送れなくなった人という誤解や、多重人格になるという誤解がされています。症状が重い時に、幻覚が見えたり、幻覚と話したりすることと、被害妄想から怒ったり泣いたりすること、そして病名からこのような誤解が生まれたのだと推測されます。

またほかにも誤解されているケースが多いのが「親の育て方が悪いと病気になる」や「遺伝する病気」ということです。メンタルヘルスに関連する病気ではよく言われることですが、こちらも全く医学的には照明されていないものです。

このようなことから10年ほど前に病名が変えられ「統語失調症」となりました。しかし、病気にたいするひとりひとりの理解が深まったわけではなく、誤解からなかなか精神科などを受診できない人もいます。

早期に発見し正しい治療をすればよくなる病気です。ひとりひとりが病気のことを理解して、早めに病院を受診することが重要です。

言葉がきつい人からの対処方法


言葉は生活の中で伝達手段として必ず必要なものになります。それをどのように表現して伝えるかによって、相手にエネルギーを与えることもあるし、嫌に感じてしまうこともあります。人の感情や性格によって言葉は時には甘く、時には剣のように使われます。

時々、言っていることは正しく、内容もわかるけれども、言い方や表現方法がきつい人と接することがありますよね。そのようなとき、心を閉ざすような感覚になってしまったり、落ち込んでしまったりします。

そのようなときは、相手の言う言葉を自分なりに置き換えて考えてみましょう。例えば、「これじゃ○○できないよ」と言われたときは「○○したらできるのかな」と置き換えるのです。指示する人が使ってしまいがちな言葉の一つに「○○ではできない」という言葉があります。これは時には相手をそこで立ち止まらせ、否定させます。

上記2つの言葉の違いは何でしょうか。それは、肯定的か否定的かということです。「○○ではできない」という言葉は否定的であり、「○○したらできる」と前へ進む考え方が肯定的な言葉です。つまり、言葉がきつい人の中には、否定語ばかりを使う人がいます。もちろん、言葉がきつくても肯定的な言葉を発してくれる人はいます。でも、否定的なのか、肯定的なのかをわかって言葉を受け止めることは、心に言葉の内容がしっかりと入ってくるのか、もしくは、言葉だけが刺さり、自分が否定されたように受けとってしまうのかに分かれると思うのです。

些細なことのように思えますが、言葉は心に響くものなので、とても自分に影響が出るものなんですよね。まずは否定的な言葉を言われたら、肯定的な言葉に置き換えて考えてみましょう。これは、自分自身の考え方を前向きにするトレーニングにもなります。ぜひ、実践してみてくださいね。

パキシルの副作用

パキシルは抗鬱剤の一種です。どの薬にも多かれ少なかれ副作用はありますが、パキシルはよく使われる薬なので副作用をしっかりと理解しておくことが必要です。

眠気や倦怠感、口の渇き、めまいや頭痛、便秘や吐き気など一般的な副作用が多く見られます。私も最初は眠気と吐き気、嘔吐がありましたが、薬の量を調節することによって徐々に体に慣らしていきました。2ヶ月経った頃には普通に飲むことができました。こういった症状であれば、担当医と相談して調節していくことで改善されるものだと思われます。

しかし過去に問題になったように、錯乱状態になったり、自殺行為をしようとしたり、幻覚や痙攣などの副作用が現れるととても危険です。場合によっては治す為の薬が、余計に症状をひどくさせる場合もあるのです。こういった症状が現れたら、速やかに病院を訪れましょう。これは上記のように、慣れれば治るというものではないからです。本人が自覚すること、そして周りが気づき対処することが大切です。

こういったことを知ると怖い…と思いがちでしょうが、どの薬にも合う合わないといったことや、副作用はあるのです。しかし自分が薬をよく理解した上で飲めば、とても良い薬なのです。実際にパキシルは世界でも多く使われている薬です。それだけ効果が期待できる結果があるからです。

知識をもった上でパキシルと上手く付き合い、自分の心が楽になることが一番ですね。

摂食障害と母娘関係


私は昔、摂食障害になってしまったことがあります。きっかけはダイエットで、当時過食症気味だった私は食べても食べても物足りなく、絶えず何かを口にしていなければ気が済まない状態になっていました。そしてある日、こうしてはいられない、何とかしなくては、と思い立ち、プチ断食を始めたのです。

数日間断食を始めたと同時に、体に異変が起こり、ものすごい吐き気に襲われ、水すらも受け付けなくなってしまいました。これはもしかして、俗にいう「拒食症」なのではないか、と気づいたんです。過食症の次は拒食症という風に、摂食障害の症状に悩まされたわけです。

これは何とかしなくてはと思い、慌てて断食をやめ、ゆっくりと元の状態に戻すように努力しました。ラッキーなことに、病院に行かずして、拒食症を治すことが出来ました。度合的に軽かったから克服できたのでしょう。

過食症や拒食症などの摂食障害は、一般的に母娘関係がうまく行っていないときにおこりやすい、と言われています。食べることというのは、人間の基本的なことであり、母との関係がうまく行っていないと影響を受けてしまうとのことです。確かにその頃、両親が離婚して、母だけ家を出ていくなど(今もそうですが)私自身、精神的に不安定になっていたのでした。

ドグマチールの離脱症状


自分に合う薬を模索している時期に「ドグマチール」という薬を飲んでいたことがありました。

心療内科の先生からは、基本的には胃薬みたいな感じ。嘔吐恐怖も少しあるみたいだし吐き気、胃もたれにもいいから。ということで出されました。この薬はちょっと変わった所があって、少量だと胃薬、多めだと脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンの放出を促進する作用があるそうです。

私の場合、抗不安薬と一緒に半年くらい飲み続けだいぶ症状(当時は軽度のうつ)も改善されていたのですが、体重が20キロも太ってしまいました。先生にそのことを相談すると、ドグマチールは(人によっては)太ることもあるとのことで、じゃ、減らしていこっか。となりました。

ドグマチール錠50mgを1日3回を2回して2週間。なんともありません。
1日2回を1回して4週間。なんともありません。
なんだ薬なんてなくても楽勝じゃん~って思ってたんですけど…^^;

1日1回を0回にし、3日目くらい。
なんというか頭に霧がかかったような状態。
そしてそれ以上にものすごい落ち込み。気分が沈む。
私は精神薬のんでいるくせに、離脱症状なんて都市伝説だろーみたいな楽観的な考えだったので、正直ちょっと焦りました。何か悲しいことがあったというわけでもないのに気分が落ち込むという不自然なあの感じ。自分の人生が確実に変な方向へ行っているような気がする不安感。あれはもう体験したくない。

※離脱症状とは、薬を減らしたときや、やめようとする時に身体や心に不快な症状が現れることをいいます。

その後主治医に相談し、1錠を半分にして飲んだり、もっと長いスパンで減薬に取り組んだりしてなんとかドグマチールを断薬することができました。

今考えればあれは確実に離脱症状だったな。
ただ、ドグマチールが悪い薬だとは今でもまったく思いません!辛かった時期を救ってくれたお薬でもあるのです。

離脱症状の真っ只中、「ドグマチール 離脱症状」で検索しまくって体験談ばかり読んでました。
そしてその体験談に救われたという想いもあって、私の体験談も書いてみました。
少しでも不安や疑問があったら、すぐに主治医さんに相談してくださいね!

自分に合った先生との出会い


私は過去に約2年間パニック障害を患っていました。
初めてパニック発作を経験したのは、高校2年生のころです。

「パニック障害」という言葉すら知らなかった私は、インターネットでこの言葉を何度も何度も検索し、多くの患者さんが5年以上、長い人だと十数年、パニック障害と共に生活している事実を知りました。
このとき、私もきっとこれから長い間、このパニック障害と付き合っていくんだなと覚悟しました。

精神疾患を患う人間にとって、何よりも大切なのは病院選びです。
病院を選ぶというより、医師という肩書を持ったいい人に出会えるか出会えないかなのです。
私自身、約2年という比較的短期間でパニック障害を完治することができたのは、自分に合った医師に出会うことができたからだと思っています。

この医師に出会うまでの約1年で10か所近くの病院を回りましたが、状態は悪くなる一方でした。しかし、この医師に出会ってからは今までの自分が嘘だったかのように良い方向へ向かっていったのです。

その医師がそれまでの医師たちと大きく異なっていたのは、私の話を丁寧に聞いてくれるということでした。診察時間はいつも1時間前後かけてくれるだけではなく、プライベートの携帯電話番号も教えてくれて、どんなに夜遅く電話しても、どんなに長く話しても、嫌な顔をせず、私が納得するまで話を聞いてくれるのです。それまで薬なしでは生活できなかった私が、薬の量を徐々に減らし、最終的に全く薬を飲まずに生活することに成功したのです。

うつ病が三大疾患のひとつとされるほど、現代の日本はストレスを抱える人たちで溢れています。どんなに最新でよく効くと言われる薬を飲み続けても、それは付け焼刃でしかありません。心の病を完治させる一番の特効薬は、人の温かさです。

ストレスコントロール


メンタルの不調は、抱え込む・表に出さない人に多く現れるそうです。職場であれば、周囲のサポートが大切です。

ストレスといっても、同じストレスを受けても心の歪み方は人によって違い、へこむ人と大丈夫な人がいますよね。
それは、性格的なものや考え方の違いによるそうです。自分の事に置き換えて考えてみると、私はへこんでも元に戻りやすい性格のような気がします。
歪みを戻すのに、人の手を借りるのが上手な人とと下手な人がいるそうです。私は、友達と話す事によって沢山ストレスを発散していると思います。

ストレスの発散方法は人それぞれだと思います。趣味に没頭したり、お酒を飲みに行ったり、スポーツしたり。色々ありますよね。
ストレスは常にあるものだと思います。無くなることはない・・・ただ、ストレスで心が歪んでしまっても、元に戻せれば大丈夫なのです。

ストレスは、好きな事で発散するのが一番なのだそうです。私の発散方法1位は、やはり”おしゃべり”あとは、”笑う”事です。くだらない話でも気を使わない友達と沢山話して思いっきり笑えば、ストレスと一緒に疲れも吹き飛びます。
感情面では「憂鬱・怒り・不安・イライラ・無気力」これが、長く続いたら気をつけましょう。続く状態が問題です。

自分なりの発散法を見つけておき、歪みが出たら実行して歪みを元に戻しましょう。

統合失調症の治療法


統合失調症になった場合は現実と非現実の境がぼやけてしまっている状況を改善するためにも病院での治療が必要です。

幻覚や妄想が出現している急性期には、入院治療が一番ベストです。陽性症状はドーパミンの機能を正常化させる、抗精神病薬によって比較的容易にコントロールできます。急性期の症状が落ち着けば、退院をして再発防止のための治療と、社会復帰にむけたリハビリテーションが必要です。予防するために薬を飲み続けることも必要です。主治医の決められた通りに服薬することが重要です。勝手にやめたり調整したりすることで再発する危険性があります。

社会復帰に向けたリハビリテーションではデイケアで訓練や活動を行います。孤独な環境に陥りやすい状況を阻止し、再発の防止になります。また周囲の協力も必要不可欠です。家族はできるだけ一緒に病院に行って主治医に症状を伝えて対処法を相談しておくほうがよいとおもわれます。また友人や近所の人が統合失調症にかかった場合は、何かできることはないかと直接あって話をしたり長電話などは避けたほうが良いです。幻覚や妄想に基づく話になった場合も「否定」「肯定」どちらも相手にとって良いことではありません。いかに本人と距離をとるかと、ご家族をサポートするかが家族意外の人間にできることです。

統合失調症


統合失調症とは現実と非現実の境界がぼやけてしまい、妄想や幻覚が特徴的な病気です。最近では「脳の病気」と認められ、どのような病気かも広がり始めていますが、まだまだ偏見や誤解が多いのが現状です。

症状としては大きく「陽性症状」と「陰性症状」に分かれます。「陽性症状」は幻覚や、妄想、志向の一貫性が低下し、話の内容にまとまりがかけてくるなどの症状です。特に「幻聴」が特徴です。幻聴と会話することで独語・空笑の症状がみられます。

「陰性症状」は感情の起伏が乏しくなったり、意欲の低下や興味の減退、社会的な引きこもりなどがあります。会話量が減少したり、複雑・抽象的な思考ができない、思考や行動がパターン化してしまうという症状もあります。陽性症状とくらべると慢性的におこる症状です。そのため周囲の人の理解がないとただ怠けているようにしか見えずに誤解されやすい面があります。

「陽性症状」は本人にとって非常にしんどいものですが、薬に反応しやすく、比較的治療でコントロールしていくことができます。しかし「陰性症状」は孤独な環境に陥りやすいなどの周りの環境も悪化の原因となっているので周りの理解やサポートが必要な症状です。悪化することで社会復帰を大きく妨げることもあります。

 

咽頭炎


咽頭炎という病気をご存知ですか?のどに違和感があり、なぜかいつも詰まったような感覚が抜けずに気分が悪いという症状のある病気です。私はこの病気に学生のころにかかりました。初めはとにかく喉の調子が悪い感じなので内科を受診したのですが、検査をしても特に異常は見つかりませんでした。そして、診断名は、この「咽頭炎」というものでした。

思えば当時、人間関係のストレスなどがかかっていて悩んでいた時期であったため、精神的なものからきていたのかも知れません。かかったのが内科だったので特に診察の時にもどんな状況なのかを質問されませんでしたが、内科でなくて心療内科か精神科にかかっていればよかったのかも知れません。

とにかく、吐き気もするし、食欲も不振になっていたので病院にかかることに間違いはなかったと思うのですが、当時私にも家族にも医学的知識がなかったので内科にとりあえず行ってしまいました。

あとから知ったことですが、この、喉に違和感がある、という症状は精神科の症状にもあるそうです。

私の場合、結局は漢方薬を処方されましたが治ったのか治らなかったのかわからないまま月日が流れてしまったのでした。

今はこの症状はありませんが、あれはなんだったのか不思議です。

心が疲れている時は・・・


職場の人間関係とか、友人とのかかわり、家族とのかかわりの中で、少しお疲れ気味、というときって誰にでもあるのではないかと思います。出来たら人とかかわりたくない、一人で孤独に浸りたいときもありますよね。

そんな時に皆さんはどのように過ごしていますか?無理して人に会ってテンションを上げるように努力しますか?それとも理由を付けて一人でゆったりした時間を過ごしますか?

私は少し疲れているな、と感じたときは、無理をせず、予定などがあったらキャンセルして、一人時間を過ごすようにしています。

一人でふら~っとショッピングに出かけてみたり、文庫本をもって喫茶店に入って本を読んだり。

それだけでかなりリフレッシュできるのではないかと思います。私も昔は一人でお店に入るのが苦手な方だったのですが最近はそれが楽しいとさえ思えるようになりました。私の中では相当な進歩だと思います。

出かけるのも面倒な場合は部屋でクラシックなどのゆったりとした音楽を聴くのも良いですね。私の場合、疲れている時はバッハの曲などが効果てきめんみたいです。自分で聴いてみて心地よいものが良いと思います。

そして写真集を見たり、外国の風景の映像を眺めたり、何も考えないでもできるようなことをして心をいやしています。

布団に入ってもなかなか眠れない人へ


体は疲れていて休みたいのに、布団に入っても眠れないことはありませんか?翌朝起きても寝た気がしなくて慢性的な疲れを感じます。

眠れないことは、生活をおくる上で意外とストレスになっているもの。肉体的にも精神的にも負担になります。

寝る20分前くらいまでパソコンや携帯、テレビを見ていたりすると、その光のせいで脳が「活動する時間だ」と勘違いして体内時計が狂ってしまうこともあります。そうなると肉体は疲れているのに自律神経が興奮して眠りにくくなるのです。

このような時の対処法は様々にありますが、どうしても辛い場合は睡眠導入薬を処方してもらうこともできますよ。睡眠薬と異なり、眠る前にだけ効いてくれるお薬なので、朝起きても極度に眠かったりだるかったりすることはありません。
精神が安定し、安心して眠りにつくことができます。

お薬は控えたいという方は、漢方薬もあります。これは、睡眠を直接促すものではなく、精神的安定を促してくれます。

眠る数十分前には、携帯やパソコンなど脳を刺激するものは控えましょう。温かいミルクやお茶を飲んだり、アロマオイルでリラックスしたり、ストレッチをしてみたり。自分がリラックスできる方法を心がけてみて下さいね。

仮面うつ病


うつ病といえば気分の落ち込みが特徴かと思います。しかし、なかには気分の落ち込みは特に感じられないのに、胃痛や頭痛などといった体の痛みや、下痢や便秘、発汗息苦しさのような症状が出ることがあるようです。

うつが身体的な症状に隠れていることから「仮面うつ病」と呼ばれています。身体症状は一種類でなく、多彩な身体症状がいくつも併存していることが特徴です。睡眠障害では寝つけないというよりは、途中で目が覚めてしまったり、早くに目が覚めてしまう人のほうが多いようです。目に見えてストレスを感じず、身体的な不調が長く続くことで本人は気づかないケースがほとんどで、身体的な不調がもとに受診した病院で医師から精神科の受診を勧められて発覚することもあります。また病院で検査しても異常がみつからず、仮面うつ病を見逃されてしまうと病気はどんどん進行していき、仮面ではないうつ病になることもあります。

うつ病はこころの風邪のようなものです。そのままにしておくと悪化しますが、治療すればよくなっていきます。まずは、少しおかしいなと感じたら心療内科、精神科を受診することが重要です。どのようなうつ病でも治療法は同じで、まずはどのようなうつ病かを知ること。そして処方された薬はきちんと飲み休養を取ることが重要です。

休息の重要性


メンタルヘルスの予防策として、やはり休息は重要です。

休息には「積極的休息」と、「消極的休息」の二種類があります。「積極的休息」は軽いストレッチや軽めの運動で血行をよくすることで、休息を取るというものです。他にも自分が楽しいと思えるもので、負荷がかからないものも同様です。「消極的休息」は横になってのんびりすることや、入浴などです。

ついつい休息をとるというと、「サボっている」「自分は楽をしている」と思ってしまう人も多いかもしれません。しかし、トップアスリートなどは試合で最大限の力を発揮するために、計画的な休息をとっています。トレーニングでは最大限の負荷をかけ、終わればきちんとした休息をとることで向上していくといわれているようです。

これは私たちの日常生活と同じで、学校では授業の合間に休息時間がありましたが、社会人になると昼休みのみという方がほとんどですし、その昼休みも「頑張らなくては」と仕事に没頭している方も多いかもしれません。しかし、計画的に仕事を行い、自分の計画より早く終わった時などは、飲み物などを飲んだりして少し休息をとる。皆の前で休息をとれる環境でなければお手洗いにいくといって机を離れ、少し深呼吸してみるなどリフレッシュをすることで、仕事のパフォーマンスもあがるのではないでしょうか。

仕事のパフォーマンスが上がれば、休日にもきちんと休みをとることができ、休息を取ることでメンタルヘルスの予防にもつながります。

自律訓練法


自律訓練法とは、自律神経の働きを整えるためのセルフコントロール法です。心療内科などの医療機関の多くで実施されているようです。もともとはドイツの精神科医が考えた自己催眠法です。心身の緊張状態をやわらげてリラックスするのが目的です。

やり方は何段階にもわかれていますが、段階を踏めば踏むほど副作用の問題もあるようで、専門家での指導のもとで行うほうがよいようです。一番簡単なものは自分でもできそうなのでご紹介しますね。

横になった状態か、椅子に腰かけた状態で行います。ゆったりと呼吸して、全身をリラックスさせます。そして目を閉じて「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱えます。落ち着くまで、何も考えずにただ「気持ちが落ち着いている」と繰り返すだけです。そして終わった後大きく深呼吸します。座っている状態でもできますので、仕事中や、学校でも簡単にできそうですね。これだけでも繰り返せば、リラックスの効果が得られるようですので、試してみる価値はありそうですね。

一時的な効果は得らてもなかなか症状が改善しない場合は病院などで専門家の指導のもとで次の段階に進んでみるのも必要かもしれません。この訓練で慣れてくると数分でリラックスできるようにもなり、ストレス軽減にも効果があるようです。

自律神経失調症


自律神経失調症とは交感神経と副交感神経のバランスが崩れるためにおこる病気です。パニック障害やうつ病の兆候がみられることが多い為、そちらの病名で診断されることもあります。ストレスが要因のため適応障害と診断されることもあるようです。

自律神経のバランスが崩れることによって、めまいや立ちくらみ、吐き気や頭痛、微熱や過呼吸などの体の症状がでます。人間不信や情緒不安定、不安感やイライラの症状もあり、人間不信に陥ることからこちらの症状を隠す人もあり、まわりから仮病なのではないかと思われてしまうこともあります。

原因は他のメンタルヘルスと同じく、睡眠不足やストレスが大きいですが、更年期が原因でホルモンバランスが乱れ発症することもあるようです。遺伝的に自律神経が乱れている人もいらっしゃるようです。

治療法としては、抗不安薬などでの薬物療法もありますが、自律神経のバランスをもとにもどすために、行動療法として睡眠の周期を整えるなどもあるようです。自律訓練法でストレスを軽減させることで症状が改善されていることもあります。ほかにも鍼灸・マッサージ・カウンセリングが有効とされている場合もありますので、お医者さんと相談しながら治癒させることが重要ですね。

目的達成までに感じるストレスの解消法


目的を成そうとするあまり、出来ないことがあると、自暴自棄や落胆してしまうことがあります。完全に目的を成すまで、ストレスから離れられないのです。このようなこととどうやって向き合えば良いでしょうか。

目的を成すために、10のことがあるとします。やるべきことを1できたら、9が出来ていなくとも、1できた自分を存分にほめてあげて下さい。そして、1出来たことに自信をもって下さい。次に、2出来たとします。そうしたら同じように自分をほめてあげ、自信をもって下さい。このような考え方をしていくと、10達成することへのストレスが軽減しますよ。

では何故10行わなければならないことに対して、ストレスを感じるでしょうか。
それは、10のうち1達成したとしても、残りの9が出来ていないと落胆したり、まだまだ自分は出来ないと自信をなくします。積み重ねで10が出来上がるものなのに、1達成出来たことを見ずに、9達成出来ていないことばかりを気にするのです。

また、9を達成しても、まだ10出来ないと残りの1だけをみてストレスを感じます。そうして、10出来た時にやっと喜びますが、疲れた感じも拭いされないときもあります。これでは、10達成するまでの期間全てが、挫折や落胆、ストレスのかたまりになってしまいますね。

どんな小さなことでも構いませんから、これからは一つができたら喜び、自信をもって下さいね。