前向きになれないときは


ちょっとなんだか調子が悪いなーと感じたり、前向きになれないことってありますよね。そういったことをほおっておくとますます調子が悪くなることもありますので、そういった小さな体のサインに気づいてあげることもとても重要です。そういった前向きになれないときというのは無理して前向きに考えないと!と思うとますます前向きに慣れない自分が嫌になってしまったりダメなんじゃないかと思ってしまったりすることになりかねません。ではどうすればいいのでしょうか?

前向きに考えられないときには、まったくそのことを頭からなくしてしまうか、思いっきり考えてしまうかのどちらかです。頭からなくしてしまうには友達とおもいっきり遊んだり、騒いだりするのもいいかもしれません。そういった場所に行くのもおっくうになっている場合は、少し家の中でのんびりしてみるのもいいかもしれません。前向きになれない原因はなになのかを少し考えてみるのもいいかもしれませんね。一番大事なのは無理はしないこと。前向きじゃないのに前向きな考え方をしようとしたり、無理に友達と遊んだりすると余計に心に負担がかかってしまうこともあります。軽い症状の時にはパーッと遊んで、そうではないときにはすこしのんびりするのがいいかもしれませんね

 

笑顔の多い職場に


メンタルヘルスの多い職場の一つに笑顔が少なく、会話も少ない職場があります。私語ばかりで誰も仕事をしていないような職場は大変ですが、笑顔がないとやはりメンタルヘルスになりやすくなります。特に会話が少ない職場ではなにかこまっていることがあってもSOSをはっすることができにくくなっていることが多く、そのまま自分の中で抱え込んでしまいメンタルヘルスを発症してしまう場合があるようです。メンタルヘルスまではいかなくても、会話がしにくく相談や調整がしにくい職場では、ひとりが抱え込むことで長時間労働が増えたり、相談ができないことによるミスがふえてしまったりということもあるようです。

できれば上に立つ人は日頃から笑顔でいることを心がける。自分から積極的に声掛けを行い、自分の職場のメンバーが日頃から報告・連絡・相談をしやすい環境を作るというのはとても大切です。メンタルヘルスを発症する人が自分の職場から出ると、フォローや作業分担の見直しなど本当に大変な仕事が増えてしまいます。そのことを思えば日頃からの声掛けや笑顔でよぼうできるのならぜひやってみたほうがいいと思います。笑顔できちんといろんなことが話し合える職場になっているか一度見直してみませんか

薬との付き合い


メンタルヘルスになった場合に、重要になってくるのが薬との付き合い方です。薬には人によって合う、合わないというのが大きく分かれてきます。病院で処方されている薬が合っていないと感じるならば早めに、担当の医師につたえることが重要です。合わない薬を飲んでいてもいいことはあまりありません。そこで担当の医師と会わないようであれば、早めにほかの病院に転院をすることも含め考えたほうがいいでしょう。

大体症状が緩和されてくると薬が徐々に減らされていきます。薬が減らされているときが実は一番大変な時で、減らした薬に慣れるまでが本人はつらい場合がよくあります。こういったときに家族などが支えになっていると、一緒に薬を減らすことができるようです。薬をずっと飲み続けるというのは体にはよくありませんし、早くやめてしまいたいと思う人も多いようですが、医師の処方以上に減らしたりするのは逆効果です。徐々に減らして体を慣らす、医師の判断を仰ぐということは常に頭の中に入れておくようにしましょう。勝手な判断で薬を飲まなくして悪化させると本来よりも時間がかかってしまうことが多くなるようです。きちんと先生の言うことを聴いて、薬と付き合いたいですね。

メンタルを強くする


メンタルヘルスにならないためにも日頃からメンタル面を強くしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。メンタルを強くするためにはどうすればよいのでしょうか。まず一番初めに、姿勢をできるだけ正しい位置にするようにしましょう。一度カイロプラティックなどで骨の状態をみてもらうのもいいかもしれません。骨が正しい生理弯曲になっていないと自律神経が圧迫され、メンタル面に影響することがあります。正しい位置にするだけでもメンタル面が強くなることがあるようです。

次に食生活です。特に植物性のたんぱく質を多くとった人は、メンタル面が強くなったと実感する人が多いようです。これはきちんとたんぱく質、プロテインがきちんと栄養を運ぶ器を備えることで、摂取した栄養をきちんと体に回すことができるというのが理由ではないでしょうか。そのほかにも野菜をきちんと食べ、適度な運動など、通常の生活を見直すだけで十分メンタルヘルスを遠ざけることができます。また職場などでストレスを感じた場合には我慢せずに誰かに伝える。その仕事しかないと思わずにらちが明かないようであれば、転職も考えるなど柔軟に考えられるようになることも必要ですね。

 

メンタルヘルスの人と働く


メンタルヘルスで復帰してきた人と働くときにはいろいろ注意したほうがいいことがあります。自分としては相手のことを思ってしたと思っていることが、相手にとっては逆効果になる場合があります。手助けではなくただのおせっかいにならないためにも、きちんとメンタルヘルスで復職してきた人のことをしっておきたいですね。たとえば、復職してきてしばらくは慣らし勤務などになりますので仕事量が少なく設定されていると思います。そういったときに仕事の手伝いをすることも、逆に仕事をお願いすることも逆効果になる場合があります。復職プログラムにおいて、対象者を担当している人がいるので、できるだけ情報を集中して、担当者と対象者が話す環境を作るほうが大事です。

状況を理解していない人が横から投げかける言葉ほど本人が傷ついてしまう可能性が高いものになります。たとえば、少し仕事量が多そうに見えて手伝った一見良いことをしているように見えても本人のとらえ方によっては、これはできると任されたけど、自分はできないと思われている。もしかしたら必要ないのかもしれないと思う原因にもなります。そのため担当をしているひとが、判断し、指示を変えることで本人も混乱せずに済むといえるでしょう。

メンタルヘルスの復職プログラム


一度メンタルヘルスになり休職したあと、最近では復職プログラムなどができ、復帰する人もおおくなってきています。復帰できる人が増えてくるのはよいことですが、人によっては復帰してもすぐに再発してしまったり、周りがどのようにしていいのかわからないと悩みを抱えている人も多いです。メンタルヘルスを一度発症した人と一緒に働くというのは少し気遣いがひつようになりますが、良い関係が築ければそのまま通常の業務に戻ることも可能ですので、注意する点を見ていきましょう。

まず初めに復職プログラムにおいて、以前のメンタルヘルスの原因をきちんと分析し、同じような状態にならないような環境作りが重要です。ですので、長時間労働が原因の場合は作業工程の見直しなどを行うことなどは全体にたいしてしたほうがいいでしょう。対象者だけの仕事を減らすというのではなく、全体を見直さないと、作業のしわ寄せをうけるひとがでてきてしまいます。作業のしわ寄せを受ける人がいると、その人と対象者の関係が悪くなる可能性もありますし、そういった人間関係の悪化もメンタルヘルスを再発させる原因にもなりかねません。きちんと原因を見直し、作業の見直しや配置転換を検討したほうがいいでしょう。

風通しの良い職場は重要


メンタルヘルスになりにくい職場作りのためには風通しのよい職場をつくることがとても重要です。そのためにはきちんと意見を忌憚なく言い合える場がそれぞれ必要といえるでしょう。人は言えずに飲み込んだ言葉ほどあとから心の中で重たい荷物になっていってしまいます。そのためきちんと意見が言いやすい環境づくりが重要だというわけです。

朝礼をしていても一方的に上司からの伝達事項だけになっていませんか?毎週みんなの予定がわかるようになっていますか?目指すべき方向性が全員わかっていますか?そういった場を作るためにも定期的なミーティングなどは必要です。できるだけ同じ立場の人同士であつめ、一番近い上司が聞くのがいいでしょう。たとえば新入社員なら新入社員だけで集めて、2年目の社員が聞くというのがベストですね。

なぜ近い立場のひとが聞く必要があるかというと、ついつい年齢が離れてくると行ってしまいがちなのは今までの常識にとらわれて、相手が言っていることを否定してしまうことです。否定されるとひとは意見を言う気力がだんだん失われてきます。そのためにも、初めは「わかるよ」と答えてくれる人が必要なのです。全員がそういった気持ちでいる会社はメンタルヘルスになる人がすくないのではないでしょうか。

治っているかがわかりづらいからこそ


メンタルヘルスにおいては完治はなく、かんかいであるといわれることが多いです。症状が緩やかになったように見えてもちょっとしたことで再発しやすいこともあるからですし、治っているようにみえてしまうことがあるからでしょう。このように治っているかわかりづらいからこそ、本人の自立を妨げてしまうことになってしまう場合もあります。

治っているかわかりづらいと、本人もついついちょっとしたときにメンタルヘルスを言い訳にしてしまいます。起きれなくても、面接に行くのがめんどくさいのも、外にでるのが嫌なのもメンタルヘルスが原因の場合もありますし、そうでない場合もあります。またメンタルヘルスになってから過度に家族などが優しくなった場合なども、このままでいれば家族が優しいとおもうとついつい自立したくないという気持ちも出てきてしまうでしょう。

しかし家族も本人もなかなか治ったのかわからないのがメンタルヘルスですので、一概に治ってるんだからと周りがあわてさせることもよくありません。本人が、もう大丈夫。頑張ろうと思えるまではそっと支えてあげるほうがいいのかもしれません。サポートしつつ少しずつ日常生活にもどしていくというのを病院の先生と相談しながら行うのがいいでしょうね。

パニック障害


パニック障害ってなかなか本人が気づかなかったり、まわりに理解されない場合も多いようです。パニック障害とは、何もないのに、突然よくわからない不安に襲われ、自分がどうかなってしまうのではないかという気持ちになったりして、息ができなくなったりする症状がでるのが大きな特徴でしょうか。ほかにも症状はさまざまで、これがパニック障害だ!と断定できるものではないといえるでしょう。また、電車の中や特定の状況で一度パニック障害が起こってしまった場合に、同じ状況下におかれると、また同じことが起こってしまうのではないかという不安から、症状が再発し、ひどくなると電車にのれなくなったり、特定の状況下にいることができなくなったりすることもあるようです。

また不安、息苦しいなど、あまり痛みなどの症状がないため、周りにも説明し辛く、理解が得られにくいところもあるといえるでしょう。また状況が変わるとまったく症状が出なくなったりするため、病院に行こうと思う人も少ないといえます。特に症状が緩やかなうちは、気に留めない人もいるでしょう。悪化してから病院に行き。心療内科までいって初めてパニック障害だとわかる人もいるようです。悪化する前に病院に行けるようにしたいものですね。

メンヘラちゃんの特徴


メンタルヘルスではないけれど、メンタルが弱いところをアピールしてみんなからかまってもらわないといけない人のことをここではメンヘラちゃんと定義します。そんなメンヘラちゃんの特徴としては、いろいろありますが特に特徴なのは直接連絡をしてきてアピールするのではなくSNSなどで、息ができないとか過呼吸になったとか、ごはんが食べれないとか、過食でたべすぎてやばいとかの書き込みをしてくるところです。そういったアピールをして、みんなからかまってもらった経験があるとかまってもらいたくて書き込みを繰り返してしまうようです。

後は自分なんてと悲観的な書き込みをしたり、自傷行為をしたことを公表している人もメンヘラちゃんの場合もあります。自傷行為などをしているばあいには完全にメンタルヘルスの場合もあるのでそういった場合もあまり関わり合いにならないようにしたほうがいいですね。軽い気持ちで関わり合いになるとあなたまで引きずられてしまったり、相手にとって悪影響になる場合が多くあります。助けてあげたいという気持ちになるかもしれませんが、専門のお医者さんに任せるのが一番です。専門のお医者さんでも長い時間かかる病気だということを頭に置いておきましょう。

メンヘラちゃんにはかかわらない。


最近ではSNSが普及して、いろんな人と出会えるようになりましたよね。趣味が一緒な人や気が合う人と仲良くなれるのがSNSですが、そのなかで一番出会ってしまいやすいのがメンヘラちゃんです。本当にメンタルヘルスな人もいますが、かまってほしくて、いろいろとメンタルヘルスっぽいことをやってしまう人をここではメンヘラちゃんということにしましょう。

仲良くなった友達がメンヘラちゃんの兆候を見せた場合には、かかわらないことをおすすめします。メンヘラちゃんがなにか落ち込んでいたりあれていたりしたら、コメントをしたりしてはいけません。メンヘラちゃんの場合自分からメールを送ってきたりすることはまれです。SNSなどで自分がとっても大変なアピールをしてそれで構ってもらおうとしているのです。

コメントをしてしまうと、こうすればみんながかまってくれるんだと思ってしまい、ますますエスカレートしてしまいます。そして面倒くさくてコメントしなくなったりすると攻撃の刃があなたに向いてしまうこともありますのでご注意を!逆に楽しい話題をしていた時に積極的にコメントをするなどすれば、メンヘラちゃんになりかけているこなら、軌道修正されることもあるでしょう。

短期での仕事の裏には


公的機関などでの短期の仕事の募集の裏には、メンタルヘルスでの休職というのが多くあるようです。メンタルヘルスの休職で医師から診断が出た休職期間プラス、復帰のための慣らし勤務期間などに短気でアルバイトを募集する場合もあるようです。こういったアルバイトは時給が良いことも多く、主婦などで、ちょっとの間だけお小遣いを稼ぎたいというひとには重宝されているみたいですね。アルバイトを頼む側も仕事をしてない主婦の場合期間の延長も比較的に簡単にできることから、採用しやすいのかもしれませんね。

しかしなぜ公的機関に多いのかお判りでしょうか。普通の企業だとたいてい、メンタルヘルスになると辞めざるおえないところが多いからです。公的機関や労働組合がしっかりしているところではそんなことはありません、きちんと復帰のプログラムなどができているところもおおいです。そのため、いないあいだの代わりの人を短期で雇おうということになるわけですね。

また普通の企業だと、戻ってくるまでのあいだ、短期で雇うことすらも経費を気にしてできていないところもあるようです。そういったところでは長時間労働などが常態化し、ますます体調を崩す人があらわれるみたいですね。

うつ病で休職


今うつ病で休職を余儀なくされる人がとても多くなっているようです。それだけうつ病は身近な病気になってきているんですね。原因としては、不況になって経費削減などで、一番にめにつけられるのが、人件費だからです。細かな文房具などの経費を削っても全然減らないですよね、それよりは人件費を削るのが一番早い、ということで誰かが退職したときに新しい人を入れないという選択をするところはとても増えているようです。

そうすると人が減って人件費は減りますが、売り上げはキープするか上げないと利益がのこらないということで、仕事量はいままでどおりか増える場合がとても多くなります。そのため、一人当たりにかかってくる仕事量が増えてしまうわけです。そして長時間労働、サービス残業などがおこってしまうわけですね。あまりにも仕事の負担が多い場合には長期間休日なしで働かないといけない場合もあるようです。

そういったことでうつ病になってしまう人が多いようです。そして休職してしまって、その欠員分をまた補充なしで埋めようとするとまた別の人に負担がかかり、その人が休んだり、辞めたりしてしまうという悪循環に陥っている会社も多くあるようです。無理をしないようにしたいものですね。

冬季うつ


季節の変化によりでてくるメンタルヘルスとして冬季うつがあります。冬季うつはその名の通り冬の間だけ症状がでるうつ病です。うつ病と異なるところは、季節が変わると症状が治まること、摂食障害ではなく過食、不眠ではなく過眠になるということがあげられます。

原因としては日照時間の短さというのがあげられています。光の刺激が減ることで神経伝達物質の背トロニンが減って脳の活動が活発に行われなくなってしまったり、体内時計がくるってしまったりすることがあるようです。

以下のような症状がみられるかたはもしかすると冬季うつかもしれません。しっかり眠っているはずなのに、起きれない。日中も眠くなる。集中力が普段に比べると落ちていて、仕事などにしっかり集中できない。炭水化物や糖分が異常にほしくなり、いつもよりもたくさん食べてしまう。このような症状がある場合は疑ったほうがいいですね。ひどくなると人と接することが嫌になったり、仕事に行くのがつらくなったりという症状も現れるようです。季節が終われば症状はなくなるひとがほとんどですが、逆に、毎年冬になると症状が現れるという人が多いようです。特に女性に多いようですので、気を付けたいですね。

職場環境の重要性


メンタルヘルスになる原因として多いのは、仕事でのストレスや長時間労働です。特に、長時間労働が続く場合にはストレスも比例してたまっている場合が多いですね。全体的に長時間労働が常態化している職場などでは、人間関係も悪化し、メンタルヘルスになってしまう場合が多いです。

特に職場内の人間関係が原因でメンタルヘルスになりやすいタイプの人は、わがままなタイプではなく、周りと協調しようとし、いろいろと気を使ってしまうタイプですね。わがままなタイプの場合には、長時間労働になった場合でも口に出したり態度に出すことである程度ストレスを発散することができますが、気を使ってしまうタイプの人は、周りに気を使い、自分の意見を言わず、ということでストレスがたまり、そこに長時間労働などが重なってしまうと、メンタルヘルスになってしまう場合があるようです。

気を使うタイプの人が職場にいる場合には、時々はいろんな人が話をしたり、思いをきいてあげられるような環境作りが必要です。そういった調整を上司などが行うことで、ストレスを発散することができます。また一部の人とうまくいっていないようであれば、配置変え等を行うこうことも有効でしょう。

メンタルを強くするために


メンタルヘルスの予防としてはいろいろといわれています。一番言われるのは規則正しい生活をすることです。メンタルヘルスの原因としては自律神経のバランスが崩れてしまうことが大きく関係しているといわれています。そのため自律神経を正常に働かせるためには規則正しい生活が必要といえます。

中でも食べることというのは重要であるといえます。なぜならば食べるということは栄養を補給することです。体の中にきちんと栄養をいれることで、体のいろんな機能が正常に動くわけです。また、人と食べることで楽しいと感じれたり、おいしいと感じることで気持ちも元気になります。おなかが減ったら食べるというのが一番良いのですが、働いていたりするとなかなかそうはいきませんよね。ですので、おなかがすいているときはしっかり食べる。あまりおなかが減っていないときは軽く食べる。途中でおなかが減ったら糖分を補給するなどして、きちんと体を動かす必要があります。サプリメントなども出ていますが、できるだけ食品からとるほうがよいでしょう。サプリメントでどうしても取らないと栄養が足りない場合は合成のサプリメントではなく、天然由来のサプリメントを取るようにしたいですね。

 

長時間労働が原因になることも


メンタルヘルスの原因はさまざまです。たとえば大切な人が亡くなった、犯罪に巻き込まれたなど、急激に大きなストレスを感じた場合にメンタルヘルスになる場合もありますし、家族関係の問題や、仕事の問題など慢性的な事情でメンタルヘルスになる場合もあります。特に仕事でメンタルヘルスになる場合の理由として多いのが長時間労働です。長時間労働は、長い時間働くことによって体にも負担がかかります。また睡眠時間が少なくなったり、職場と家の往復だけで、リフレッシュする時間がなく、少しずつ感じているストレスが発散されることなくたまっていくのもあるでしょう。

不況により、長時間労働が増えています。企業は経費の削減をしていても足らないという理由から、人件費に手を付ける場合が多いです。そうなると新人を採用しないようにして人を減らしたり、リストラをする場合もあるでしょう。残った人数で同じ仕事をするわけですからきちんと効率化をはからないといけませんが、そうなっていない企業も多くあるのが現状です。そして、長時間労働によりだれかがメンタルヘルスなどで休む、残りの人間にさらに負担がかかる、また誰かが休むようになるという危険なスパイラルになる可能性もあります。

メンタルヘルスから脱出するために


メンタルヘルスは治らない病気だといわれています。確かに、ちょっとしたことが原因で再発しやすい病気ではあります、しかし、きちんと薬を飲んで、少しずつ回復させることは可能です。メンタルヘルスになった直後は治ることを考えるよりも少しでも日常生活を平穏に送ることができればいいなとおもうくらいでいいとおもいます。薬をのんでしばらくして、薬を減らすことができ始めたら、回復してきている証拠です。この時に気を付けたいのは自分で判断して薬を減らさないことです。きちんと医師と相談しましょう。

メンタルヘルスから脱出するためには、家族や友人、恋人など周りの力を借りることも必要です。ついつい理解してくれているひとの中にだけいると、本当の意味での日常生活に戻れないことが多いです。ですので、理解してくれている人だけでなく、メンタルヘルスのことを理解していないひとの声にも耳をかたむけてみましょう。傷つくようなことを言われたときは気にすることはありませんが、理解していない人の言葉の中には前向きになれるような言葉がある場合もあります。そういった言葉をかけてくれる人がそばにいれば、少しずつ前のような生活に戻ることが可能です。

メンタルヘルスで労災申請


仕事の関係でメンタルヘルスになってしまった場合、労災申請は可能です。長時間労働などにおいて明確な認定基準が定められています。極度の長時間労働として月160時間程度の時間外労働、そのほかにも強い心理的負荷として、発症直前の月2か月間にひと月あたり120時間以上、3ヶ月間にひと月あたり100時間以上などという基準が決められています。月100時間以上の残業というと、一日5時間程度で20日間働くと超えます。9時5時の会社員であれば、10時ごろまで毎日残業しているようであれば該当することがあるでしょう。

タイムカードを打刻しているが、残業代が支払われていない場合は、月が終わって回収される前にタイムカードのコピーを取れると一番いいです。デジタルの場合などはできれば手書きでも構わないので手帳などに記録を残すようにしましょう。毎日朝と夜に誰かに電話をするのもいいかもしれません。通話記録を取り寄せることができれば、朝出勤した時間と退勤した時間がわかります。家族の場合も出て行った時間と帰ってきた時間をカレンダーにメモをしておくだけでも構いません。できればメンタルヘルスなどになる前に、きちんと状況を改善できるのが一番良いですが、万が一なってしまった場合もこういった労災申請等をきちんとするようにしましょう。

病院に行きたがらない場合


メンタルヘルスの場合、家族が一番初めに不調に気づくケースも多いと思われます。本人はなんか調子が悪いなくらいにしか思っていない場合でも、家族は急に本人がふさぎこむようになったりイライラするようになったりしていることに気が付いた場合です。特に過労からメンタルヘルスになる場合などは、本人に病院に行くようにいっても仕事が忙しいからという理由などで行きたがらないケースも多いですよね。またメンタルヘルスであることを認めたがらない人も多いです。そういった場合はメンタルヘルスかもしれないから病院へ行こうというと、「おかしくなったとでもいいたいのか」と怒る人もいるでしょう。

そういった場合はまず家族だけでも病院に行くことをおすすめします。近くの心療内科、精神内科に行って、症状を先生に伝えてみましょう。また本人が病院に行くことを拒否していることも伝え、どのようにすればよいかも相談してみるといいでしょう。入院などが必要な場合には病院につれていくしかないですので、そういった場合は、本人の自覚症状をもとに、心療内科にいくのではなく病院に行こうといって一緒に行くのが良いと思われます。とにかくまずは近くの病院に相談することから始めてみるとよいでしょう。

泣けない人


泣いてばかりいる人はストレスをためやすそうな人に見えますが、実は泣けない人のほうがストレスをためやすいのです。泣くという行為は何かストレスを感じて泣くこともありますが、泣くことによってストレスを発散することができるのです。大きな声で泣けば泣くほど効果があるでしょう。

逆に大人になるとだんだん大きな声をだして泣くことができなくなってきてしまいます。何かつらいことがあっても泣くもんかと我慢してしまったりすることで、いつしかつらい時に泣けないようになってしまいます。泣けないことで本来発散すべきストレスが溜まってしまいます。別のことでうまくストレスを発散できる場合はいいですが、それがうまくできないと、ますますストレスをためてしまう場合があるようです。

もともとあまり泣くことのない男性の場合は飲みにいって一人でストレスを発散したりということができますが、女性の場合ひとりで飲みに行ってストレス発散などはなかなかできないですよね。そのため気づいたらメンタルヘルスになっていることもあります。悲しいなとおもったときには泣く、泣けないときには映画などの力をかりて泣いてみるとそのまま大きな声で泣くことができるかもしれません。

ちゃんと栄養をとることも必要


メンタルヘルスというとストレスだけが原因のように思われがちですが、日頃の食生活というのも重要になってきます。たとえば油が不足しているとイライラする原因になったりもしますし、マグネシウムも脳内にとってはとても必要な栄養素となっています。過度なダイエットがもとで過食症や拒食症になってしまう一つに、必要な栄養素がとられずに、イライラしてしまい、あり得ない量を食べてしまい食べすぎたことを後悔して今度は拒食になってしまう。拒食になってしまうと今度はまた栄養素が足りなくなりと悪循環を起こしていることもあります。

一概には言えませんが、メンタルヘルスに家族がなった場合は少しでも栄養バランスを考えた食事をさせることで、回復の手助けになる場合もあります。症状によっては食色があまりなかったりする場合もあるので無理に食べさせたりすることはよくありません。食べれるものを少しずつ食べさせることも時には必要ですので、そういった場合はできるだけ医師と相談するようにしてください。

メンタルヘルスは個々に症状が違うため一概にこれがよいというものはありませんが、予防の面では日頃から栄養バランスの良い食事を心がけるというのもよいと思われます。

支えることと共依存


家族がメンタルヘルスになってしまった場合などは、そのメンタルヘルスいなってしまった家族を支えなくてはなりません。しかし、時々支えていることに価値を感じてしまい、共依存という関係になる家族などもあります。支えることと共依存なにが違うかというと、家族の看病に価値を見出してしまい、治ることを心のどこかで恐れている場合が共依存に該当するといえるでしょう。そして看病されているほうもそれをわかっていて、病気を治そうとする意志が弱くなっていたり、看病しているほうが回復する機会を阻む場合もあります。

共依存には明確な定義があるわけではありませんし、メンタルヘルスの症状によって対策も様々です。対策の一つとしては、一定の距離を置かせるということが重要になってきます。距離を置くことで、看病されている側も、依存しているわけにはいかないと気づき、自立させることで回復につながる場合があるようです。ただ、これはただまわりが距離を置くようにすすめればいいというものではなく専門の医師に相談のもとで行うほうがよいでしょう。看病されている側が自立できても看病している側が自立できなければすぐ元の状態に戻ってしまう可能性があります。

怖いと思うこと。


メンタルヘルスの一つに恐怖症というものがあります。恐怖、怖いと感じることは人間だれしもあることです。それは、同じ過ちを繰り返さないためであったり、危険を回避するために備えられた感情ともいえるでしょう。たとえば、高いところが怖い場合は、以前高いところから落ちた経験があるからかもしれませんし、高いところから落ちたときの危険を考えて回避するために怖いと感じている場合もあります。恐怖症というのはこの怖いという気持ちが、通常の範囲を超えてしまうことで、日常の生活に支障をきたしている場合です。

通常の範囲を超えて恐怖心を感じてしまうので、本人も恐怖の理由がわからないことが多くあります。たとえば女性恐怖症、男性恐怖症では相手が異性であるというだけで恐怖を感じてしまいます。こういったことは周りからも理解されないことが多いですし、なかなか精神科を受診する人が少ない状況もあります。

しかし恐怖症はほかのメンタルヘルスを一緒に発症する場合もあります。そういった場合や、恐怖の対象から逃げることができない場合などは精神科を受診して治療をするほうが良いでしょう。早めに治療することで一緒に発症したほかのメンタルヘルスも早く回復させることができるでしょう。

病院選び


自分や家族がメンタルヘルスの兆候があるときには必ず心療内科などにまず行ってみることをおススメします。特に体の不調を感じている場合などで、一般の病院にいって検査をしっかりしてもらったうえで異常がないと判断された場合にはメンタルヘルスの可能性はとても高いといえます。ですので早めに心療内科を受診するほうがよいでしょう。

病院選びの際にはまず初めに通いやすさが重要であるといえます。症状にもよりますがメンタルヘルスを患ってしまった場合体に不調がでていることが多く、そういったときには家から遠いところなどに通うのはさらに負担がかかってしまい結局通えなくなるということもあるからです。

また、一般の病院に通う場合には口コミなども重要になってくるかもしれませんが、メンタルヘルスの場合は一概に口コミを信用して通うというわけにもいきません。それは症状や本人のとらえかたなどにもよっていい病院というのが大きく左右されるからです。そのため口コミなどよりは本人の意見を尊重し、本人が合っているなとおもう病院に通うようにするのが一番です。初めはなかなかぴたりとあうお医者さんに出会えないかもしれませんが、いくつか病院を変えてみて、本人に会う病院を見つけるようにしましょう。

不眠


何か仕事で失敗した日などは次の日仕事に行くのが憂鬱で眠れなくなったりすることもたまにはありますよね。誰しも一度は経験したことがあると思われる不眠。これが長く続くと睡眠不足から、仕事がはかどらなくなったり、昼間ぼーっとしてしまったりなど、生活に支障が出てしまいます。

軽い不眠であれば、寝る前に温かいものを飲んだり、お風呂につかったあと冷やさないようにするなど体を温め、寝る一時間くらい前から間接照明に変えるなどして体を寝るモードに変えることですこし解消される場合もあります。また、試験前や仕事のことで不安になるようなことがあって眠れない場合には、そのことをいったん忘れるようにするためにも、本を読んだりして気を紛らわすのもよいでしょう。携帯をみたりテレビを見たりすると逆効果なので注意が必要です。

長期的に不眠の状態が続いたり、なかなか自分の力で解消されない場合には早めに心療内科を受診するのが良いでしょう。睡眠導入剤などをもらい、寝れるようにするだけで、体が回復し、不眠の状態を解消する力になることでしょう。不眠は誰にでも起こりえます。その時に早めに対処することでひどい不眠などで生活に支障をきたすことを防ぐことができるでしょう。

摂食障害と併発しやすいもの


摂食障害になった場合に併発して起こりやすい病気があります。肥満、骨粗しょう症、貧血などです。肥満は過食症になった場合はもちろんですが、拒食と過食を繰り返す場合にもなりやすいです。

なぜかというと拒食と過食を繰り返す場合、拒食の時期にはいったん食べ物を摂取しないため一時的に体重が減りますが、この時に体が飢餓状態なってしまいます。そのため、過食になった時に一気に体が栄養分などを吸収してしまいます。そのため太りやすくなってしまうのです。ダイエットで一時的に痩せてリバウンドしやすいのと一緒ですね。

また摂食障害になると、同じものばかりを食べやすくなってしまいます。過食の場合では脂っこいものや甘いものだけを摂取する人も多いでしょう。そういった場合には大切な栄養素であるカルシウムや鉄分などの摂取量が減っていまい、骨粗しょう症や貧血などになりやすくなるといえるでしょう。また脂っこいものや甘いものを大量に食べすぎると体質などによっては糖尿病なども併発する可能性があるといえます。

他にも栄養が偏ることにより、ビタミンBなどが不足した場合には、口内炎ができたり、吹き出物ができたりしやすくなるでしょう。このように摂食障害と併発する病気もありますので、注意が必要です。

メンタルヘルスの対応


家族がメンタルヘルスにかかった場合、やはり戸惑いが多いことでしょう。特に子供がメンタルヘルスになった場合は親として何とかしてあげたいという気持ちが大きくなったり、自分の責任ではないかと自分を責めてしまったりすることもあるでしょう。

まず、子供がメンタルヘルスになるのは一概に親のせいとは限りません。今の学校では人間関係が複雑になり、また携帯電話の普及により、いじめの内容も複雑になってきています。学校でいじめにあっていなくても、うまく友達と会話ができないことにプレッシャーを感じたりすることもあります。親の世代とはずいぶん子供をとりまく環境が変わっていることを認識しましょう。

また、子供がメンタルヘルスになると過度にかまってしまいがちですが、あまりかまいすぎると病気によっては親に依存してしまう場合もあります。しんどくなれば親が優しくなるということを覚えてしまうとなかなか自分で立ち直れる力が出ないこともあるでしょう。

これらの対応は症状によっても違いますので、きちんと医者の診察を受け、医師の話をきいて、どのように対処すればいいのか、どういった病気なのかは一番身近な家族が理解してあげることが一番重要です。

食事が食べれなくなったとき


何かストレスが原因で食事を食べてもおいしくなかったり、食べてもはいてしまったりしたことはありませんか?またはダイエットをしていて思うように体重が減らず、食べるのが怖くなったりしていませんか?

そういった時は早めに心療内科に行ってください。たとえばストレスが原因で胃の動きが悪くなっていて食べれない場合などは胃薬をもらうだけでずいぶんと楽になります。また精神的なものが原因な場合には安定剤をもらうことで、気持ちが落ち着き、初期の段階であればそれだけで食欲が回復する場合もあります。ダイエットをしていて食べるのが怖くなった場合にはきちんとカウンセリングなどをうけて、過度の摂食障害になる前に対策をうちましょう。

薬などで緩和させたあと重要なのは食事をいかに楽しく食べれる環境を作るかです。家で一人で食べているとさみしい気分になりますよね。初めのうちは一番気心のしれた友達と食べてみてはいかがでしょうか。友達には事情を話、無理して食べなくてもいいような環境をつくっておきましょう。おいしいと思える範囲で食べたいものから食べてみて、きちんと食べられるようになったら、少しずつ量を増やしていくことをおすすめします。ちょっとご飯を食べたいと思えないなーというのは体からのSOSのサインです。ぜひ見逃さないようにしてください。

メンタルヘルスに陥りやすい人


同じように長時間労働していたり、睡眠時間が短い人でも、メンタルヘルスに陥りやすい人と、そうでない人がいますよね。どういった人がメンタルヘルスに陥りやすいのでしょうか。

メンタルヘルスに陥りやすい人は、何事も後回しにしやすい傾向があります。仕事や、やらなければいけないことを後回しにすることで、あれをやらなきゃいけないなー嫌だなーというきもちがずっとつきまとうことになってしまいます。またちょっと調子が悪いなと思ったときにも病院行くのもなーと後回しにしてしまい悪化させてしまうということもあるでしょう。

他には目の前の仕事ややるべきことを楽しめていない人です。徹夜で何故やらなければいけないのかがわからない仕事をするのはしんどいですが、徹夜で友達と遊ぶのは実はそんなにしんどくなかったりしますよね。今目の前にやらなければならない仕事があるなら、なぜこれを今やる必要があるのかを考えて、ちゃんと目的意識をもってやることでモチベーションが上がります。お客さんのためというのでも構いませんし、この仕事を頑張れば給料がもらえる!などがあればすこしいつもより頑張れそうですよね。あとは自分がやる必要がないものがあればそれは、改善することもできます。そういったことでメンタルヘルスを遠ざけることができるわけです。